吉野 朔実著 本の雑誌社
私の好きな漫画家さんの1人である吉野さんの本にまつわる(「本の雑誌」で連載!)漫画エッセイです。そして毎回思うのですが、取り上げる題材に個人的に親和性が高く、興味を持ちつつ深く調べたことの無いものが入っていて毎回楽しみにしています。いつも忘れたころに出版されるので書店で驚かされることが多い、そんな本です。そして今回はその驚きにさらに大きな驚き付け加えられていました!
リブロ吉祥寺店で吉野 朔実さんと穂村 弘さんのトークショー!しかもサイン会も!!これは本当にびっくりしました。吉祥寺には数ある本屋さんの中で1番愛着のあるのが、パルコブックセンターなので(この名称はその当時のものですが、私にとってはいつまでたってもリブロ吉祥寺店ではなく、パルコブックセンターです)、ここに通っていて良かったです!しかも対談相手が穂村さん、この方のエッセイ(本業は歌人ですが)がまた凄い。「世界音痴」や「現実入門」は本当に笑いました。ただ、どこまで本気であるかはまた別物ですし、吉野さんのご友人としてよく名前が出てきますし(他にも精神科医の春日 武彦先生も出てきますし、ロンドン在住の京都人、入江 敦彦らしき方も出てきますし、もちろん穂村さんも著作が出てきます)、楽しみに向かいました。
吉野さんはすらっとした非常に知的に見える方で、穂村はとてもがっちりした体型の方、そんなお2人のトークなんですが、心地よい感じで、しかもなめらかじゃない(笑)良い意味で、です、もちろん。ぎこちなさが好感持てる感じのトークショーでした。いわゆる本にまつわる話し、そして吉野さんの周りの本が好きな方々のお話しでした。思い切って見に行ってよかったです。
この漫画エッセイも、今回で6冊目、この本の装丁が凄く綺麗で素敵な本です。内容もいつもと同じく、やはり面白くて一気に読めます。
読書が趣味な方にオススメ致します。