ピーター・イェーツ監督 20世紀フォックス
落ちこぼれ4人組のマイク(スポーツマンでリーダー的存在)、ムーチャ(背の低さにコンプレックスを持つがイイ奴!)、シリル(背が高くてどこか愛嬌のあるムードメーカー)、そしてデイブ(自転車レースに取り付かれた純真無垢な努力家)は、大学への進学もしないで働きもせず、無為な日々を過ごしています。大学に進学出来なかったことでのコンプレックスもあり、どこか街でも浮いた存在です。そんな彼らの唯一の心安らげる遊び場である石切り場の跡地の人工湖に地元の大学生が乱入してきて・・・というのが冒頭です。
デイブは大学生の彼女に向けてイタリア人を気取って取り入ろうとしたり(ということが気分的に仲間を裏切るかのような行為でもあり・・・)、ムーチャは彼女とイイ仲を進展させようとしていたり、マイクは兄で警官でもある存在が疎ましく、といろいろあるのですが、落ちこぼれたちの再挑戦というテーマも、そして何より音楽も、どこか懐かしいあの「がんばれ!ベアーズ」を彷彿させます。う~ん、懐かしい!
デイブの直向さも、もちろん面白いですし、あまりにイタリアにかぶれて、ある意味拗らせちゃってるところが非常に笑わせますし、父親との葛藤など、いいです。が、それ以上にリーダーであるマイクの熱さも、そして何より良い意味でチカラ抜けてる感じのシリルが良かったです、この役者さんいろいろなところで見かけますけど、「シティ・スリッカーズ」でも似たような役でしたが、結構好きなキャラクターです。
青春モノがお好きな方に、「がんばれ!ベアーズ」がお好きな方にオススメ致します。