井の頭歯科

「パリが呼んでいる」を読みました

2012年12月21日 (金) 09:20

じゃんぽ~る 西著       飛鳥新社

以前読んだ「パリ愛してるぜ~」(の感想はこちら)が面白かったので読みました。

パリ、というかヨーロッパ、行ってみたいですね。ルーブル美術館やパリオペラ座は1度は行ってみたいところですが、なかなか遠いですし、行くならイタリア(ローマの遺跡は塩野さんのローマ関連やらチェーザレを読んだ関係で行ってみたいです)やドイツ(ビールにお城)にチェコ(クレイアニメの傑作イジー・トルンカ関連)、出来ればギリシャ(アクロポリス!はなんとしても行ってみたい)とイギリス(フライヤー・パーク!とアビー・ロード・スタジオ!)とスペイン(出来ればアスレチック・ビルバオvsFCバルセロナの試合を見たい)にも行きたいですが、休みが取れないですからね。

そんな私でも楽しめるのが旅行記やこういったエッセイです。その場に行ってないのに、行った気分になれますし、こういう情報や知識を入れておけば、きっと実際にその場に立てた時にこみ上げてくるものが大きくなると思います。いつかは行ってみたいです。

今回もフランスのパリに降り立った著者であるじゃんぽ~る西さんの男側非モテ目線でのフランスの紹介が面白いです。またもう少しじゃんぽ~る西さん側の情報も多くなっていて、その辺りも立ち位置が理解できて良かったと思います。前作が出たことによる影響も感じられますし相変わらず読みやすくてトリビアルな面白さに満ちています、ある意味どうでもよいことかもしれませんが、そのささやかなる事を知る楽しみ、身近な出来事を語るにふさわしい方ではないか?と思います。

私が面白かったのは、眼鏡というアイテムが乗る場所である顔のつくりの話し「メガネ顔」、普通になっていることの当たり前さ「ある朝のこと」、人気者の話し「ルル」、正直言ってシンジラレナイ!「本屋さんは憩いの場」です。

そして今回は取材旅行と言う名の招待される話しが良かったです。出世ですよじゃんぽ~る西さん、素晴らしいことです!おめでとうございます、です。しかし同行するメンバーが綺羅星の、エトワールたちで、さぞかし緊張されたと思います。出来れば堀江 敏幸さん(「おぱらばん」や「回送電車」は本当に素晴らしい作品です!)との絡みが欲しかったです。あと、萩尾 望都さん(「スターレッド」と「ポーの一族」を初めて読んだ時の衝撃は忘れられません!)や島田 雅彦(いろいろ言われていますが、中には流石という本あります「彼岸先生」とか「天国が降ってくる」とか)さんも・・・

そしてパリじゃないけど、気になるのがマルセイユ!このレポートも非常に面白かったです。マルセイユと言えば私にとってはオリンピック・マルセイユと映画「マルセルの夏」です、マルセイユじゃなくてプロヴァンスですが(笑)なにしろジダンのフェイントは名前が『マルセイユ・ルーレット』ですからね!

しかし、フランスの中学生にも当たり前ですが校内ヒエラルキーが存在するんですねぇ・・・今年観た映画「桐島、部活やめるってよ」(の感想はこちら)を思い出します。

そして、あとがきに驚愕のお知らせが!!!

フランスが好きな方に、異文化に触れるチャンスの少ない方に、前作を楽しく読まれた方にオススメ致します。

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