先週の土曜日に行われた第46回『よい歯のための集い』に参加してきました。
武蔵野公会堂で行われたのですが、私は3回目の参加です。
私はちょうど舞台進行というお仕事だったので、舞台袖から直近で講演を聴くことが出来ました。講師の佐藤さんは西日本新聞で「食卓の向こう側」という連載をお持ちになっているジャーナリストの方ですが、非常に気さくな方で講演というよりも、みんなで参加している不思議な、そしてとても引き込まれる内容でした。
普段から何気なく食事をしている私たちにとって、食事をする、という事が私たちの身体を作っている、というだけでない、文化を含め、自分の事を考え、家族のことまで、考えることに繋がるのは本当にびっくりしました。生命という連綿と続いている命のバトンタッチについて考えさせられることになるのも驚かされますし、なによりこの講演を聴かれた方々の意識はかなり変わったと思います。私がこうして文章にすると、なんだか大袈裟で、知っている重要なことに何を驚いているのだ?と感じられる方もいらっしゃるでしょうけれど、まさに、その驚きがこの講演にあったと思います。
はなちゃんのみそ汁の話も、普通の生活の中で触れるのとは、全然違う説得力があるのです。
そして「お弁当の日」という教育の話しにまで広がります。佐藤さんの講演では、現状認識→原因究明→解決策の提示→その成果まですんなり理解出来るのです。そのどれもが見て、参加して、自分でも考えさせられる時間があって、非常に即興性が高いのに、とても身近な問題に感じ取れるようになっているのです。知らず知らずのうちに、頭の中に整理された状態で認識できるようになっている!と後からこうして感想にする段階で気付かされます。そして、佐藤さんはさらに先を見据えていらっしゃいます。
生きるチカラ を考えさせられる、そして心動かされる、見事な講演でした。
まさに食を中心に回っているんです。そして私の職業はその食を守るための仕事なのだと改めて認識させられました。
講演以外にも、子供たちの絵のコンクール、無料歯科健診、よい歯の市民表彰、8020達成者の表彰など盛りだくさんの1日でした。そして、あの「よ防さん」も来てくれましたので、最後に記念撮影しました。中の人が大変だったそうです、暑かったですしね(この撮影時は中に人は入ってません)。
来年もまた、このような集いが行われると思います、是非1人でも多くの参加をお待ちしております。