昨日、武蔵野市歯科医師会の学術講演に参加してきました。
日本大学松戸歯学部有床義歯補綴学講座教授の河相先生講演に参加してきました。
患者さんの満足度をはかる、という臨床研究の論文の話し、非常に面白かったです。ものすごく大雑把に申しますと、主観でしか語れない個々の印象を、グループとしてまとめて有意差(意味のある、確実な『違い』が生じているかどうか)を検出するかどうか?という研究なんですが、一般の開業医である私にもよく理解できる実感を伴ったお話しでした。
有床義歯補綴というのはいわゆる入れ歯の事ですが、この入れ歯を作る際の模型の取り方という非常に頻度の高い技術に対する、いわゆるスタンダードな、学校で教わるセオリーだけではない技術を話していただけましたし、そのテクニックを知ることが出来ました。早速私も日常の仕事に取り入れていきます。常識を常識なだけにしておかない河相先生の考え方はフレキシブルであってしかも学術論文にまで仕上げていくのが素晴らしいと思いました。
私たち一般の開業医にも通じる、しかもそこに根拠を示していただける事が嬉しく感じられる講義でした。参加出来て良かったです。