先日、学術講演に参加してきました。
接着、という何かと何かをくっつける技術は歯医者さんの中でも毎日使う技術のひとつです。特にこの接合面の部分から壊れたりすることが多いために、重要な技術です。
歯の中でもエナメル質とくっつくモノ、象牙質(エナメル質の下にある組織)にくっつきやすいモノ、くっつけるのが、金属なのか、プラスティックなのか、セラミックなのか、などなどいろいろ考えなくてはいけません。
この接着の世界はとても日進月歩が進んでいまして、新しい製品がたくさん出ています。またその使い道も(つまり、何と何をくっつけるのか?)特化しているわけです。
また、各社様々な商品を出しているために、単純に比較することが難しいものでもあります。
今回講師にいらしていただいた冨士谷先生はこの道のスペシャリストですし、大変有意義な講演を聞くことが出来ました。早速次の日から臨床に取り入れた次第です。
そして、この先生のお話しの面白いところは、歯科界の今後の見通しまでお話しに含まれ、しかもどのように変化していくので、このように対応しましょう、という対策が盛り込まれている部分です。
学術講演を受けると、知識を得る事だけでなく、日々のモチベーションも上がります。今後も時間を割いて行きたいと改めて思いました。