井の頭歯科

11月は・・・

2014年10月31日 (金) 09:07

明日から11月です!もう今年も残り2か月なんですね・・・

11月は委員会、学会、練習、学術講演など、非常にタイトなスケジュールになっております。

申し訳ありませんが、ホームページや電話でご確認ください、不定期な休診日がかなりあります・・・

「ダラス・バイヤーズ・クラブ」を見ました

2014年10月24日 (金) 09:32

ジャン=マルク・ヴァレ監督     ファインフィルムズ
史実モノ、という事と、医学に関連している、という事で見ました。実際のどこまで事実に即しているのか?は分かりませんが、とても迫ってくる映画でした。
1985年、アメリカでも保守的と言われるテキサスの州都ダラス。トレイラーハウスに住む電気技師で賭博と酒と女が好きな男ロン(マシュー・マコノヒー)は典型的なその日暮らしの男ですが、当時流行りはじめたHIV感染症を発症し、余名30日を宣告されます。全くの偏見に満ちた先入観から事実を認められなかった男ロンは・・・というのが冒頭です。
病気に対する偏見、主義に対する偏見、それを保守的であるという事で(自分の信条、と言い換えても良いかもしれません)認められなかった男が、徐々に変わっていく様は非常にシリアスで、役者マシュー・マコノヒーの身体的な変化もすさまじく、大変ヘヴィな内容となっています。
無知のための偏見を持ち、忌み嫌っていた存在に自分がなる事で考え、知り、葛藤を乗り越える、言葉で書くと単純極まりない話ですが、特にこの主人公ロンのような性格ですと、とても難しい事に思えます。
明日が分からない非常に不明な中でも、なんとか生きようとする男の戦いを描いた作品ですが、中でも偏見を乗り越える様が素晴らしかったと思います。ビジネス相手で偏見を持っていた男役ジャレッド・レドとの関係性に(主義主張ではなく、人間に)打たれます。
とにかくマシュー・マコノヒーの表情、演技が秀逸な作品、ジャレッド・レドの演技も最高です。
世界が一変した後、その世界に順応して、それでも、を続けた不屈の男を描いた作品です。
信念が事実を知り変わっていく様に信念を感じられる事に興味のある方にオススメ致します。

「レッド・ファミリー」を観ました

2014年10月17日 (金) 09:43

イ・ジュヒョン監督    ギャガ

いろいろ忙しいのですが、久しぶりに映画館に観に行けたので!

非常に模範的に見える一家(祖父、息子夫婦、娘の4人家族)は実は北朝鮮でして、本当は他人なのですが、家族を装い暮らしています。一家の隣には、少々問題のある家族4人(祖母、息子夫婦、息子)が暮らしていて、というのが冒頭です。

家族ごっこ、を真剣にやらざる得ない状況に陥ったコメディーと、南北問題を抱える韓国のシリアスを同時に扱った作品です。

隣家同士のトラブルと言いますか、対比が非常に面白く、まぁとても紋切型の、それもちょっと大仰なのですが、しかし、それでもなお笑わせてくれます。

役者さんの演技が素晴らしく、中でも北朝鮮一家を演じる方々は皆さん素晴らしかったです。

ストーリィとして、少々直情的ではありますが、とある事情がありつつも陥った結果は考えさせられます。特に秀逸なのは、コメディとシリアスのバランスだと思います、ただただコメディ、ただただ泣ける、という作品よりも、コメディの中のシリアス、シリアスの中のコメディの方がよりソリッドになる気がします。そのバランスは素晴らしかったです。
家族という事象について、とても考えさせられる作品だと思います。「アンナ・カレーニナ」(の感想はこちら)ではありませんが『幸福な家族はどれも同じに見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある』ではありませんが、幸福な家族は演じられているかもしれない、という視点に立たされます。そしてもしかすると、すべての幸福に見える家族は、その中の誰かが演じているから、幸福に見えるのかもしれないとも考えてしまいます。
今ここにある幸せに気が付ける、そんな作品でもあると思います。
家族に興味がある方にオススメ致します。

武蔵野市議の方々との懇親会

2014年10月10日 (金) 16:43

武蔵野市歯科医師会、武蔵野市歯科医師連盟、そして武蔵野市議会議員の方々と懇親会に出席しました。

ものすごく緊張しました・・・なんといっても私は15分ばかりのお時間をいただいて歯科医師会の社会医療(高齢者や障害者向けの事業)という自分が担当する分野の説明をするのです・・・

私だってまだ3か月の新米理事ですし、私にこそ教えて欲しいんですが、そこを、あえて、頑張らねばならないわけです。

また、市議の方々と会うというのも初めての経験ですし。

上がりまくりましたし、Macデビュー戦なのに、いきなりスライドが止まらないというトラブルにも見舞われ、なかなか厳しいデビュー戦でしたが(予演会では上手く行ったのに!)無事終了いたしました。

市議は市民の代表、というまぁ普通の人なら当然知っているべき知識なんでしょうけれど、今日初めて知りました。

口腔ケア研修会と歯つらつ教室!

2014年10月3日 (金) 09:13

私の所属する武蔵野市歯科医師会と武蔵野市医師会の先生方とご一緒に学術講演を開く事になり、その幹事と司会を仰せつかったので、なかなか大変でしたが、無事に終わらせることが出来ました。

講師にお願いしたのは先日のNHKのニュースでも取り上げられた東小金井にある、日本歯科大学リハビリテーション多摩クリニック院長であられる菊谷 武先生です。

菊谷先生は摂食・嚥下というモノを食べたり、飲み込んだりという分野の第一人者の先生です。医科と歯科の連携、それは武蔵野市でも「在宅支援連絡会」という組織を立ち上げている分野ですし、市とも協力しながら進めている分野です。そこにどのようにしたシステムを作っていくのか?を、摂食嚥下の分野ではどのように行っているのか?を具体的にお話ししていただきました。もっともっと医科の先生方と我々歯科医だけでなく様々な多業種の方々とで連携を取らないとこの先の超高齢化社会に備えられません。

参加された医科の先生方も、歯科の先生方も熱心に聞かれていまして、開催出来て本当に良かったですし、来年にも繋げていきたいと考えています。

また、先週から新たな「歯つらつ教室」も始まりました!


歯つらつ教室は武蔵野市にお住まいの65歳以上の方なら無料で受けられる、モノを飲み込むのに時間がかかったり、唾液の分泌が悪くなりつつある方への健康指導を、楽しく体験しながら学べる教室の事です。今期は20名の申込みがありました!こちらも私の担当でして、出来るだけ参加したみなさんに楽しんで学んでいただけたらと考えています。

写真はベロの体操を行っているシーンです。舌ベロを動かすだけでも唾液が出てきますし、唾液が出る事で食べ物を飲み込む事が出来るんです。他にも様々な事が学べます。

次回の募集は来年1月から始まるⅢ期目になります。今度は武蔵野市の商工会館の中にあるゼロワンホールという場所です。また近くなったら宣伝させていただきます!

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