忙しかったのでなかなか映画館に行けません・・・そこでDVDを借りて見てます。本当にいっぱいいろんな映画があって時間は少ないんだなぁ、と思います。
音楽映画を見たので短い感想ですが。
「君が生きた証」 ウィリアム・H・メイシー監督 ファントムフィルム
凄い邦題ですよね・・・なんかこれだけで遠慮してしまいます、普通だったら。感動の押し売りみたいな感じがしますし。しかし、ラジオ番組の中で昨年の良かった映画のひとつだったので見ました。
ある広告会社に勤めるサム(ビリー・クラダップ)は大きな契約をまとめた事で興奮して、無遠慮に息子のジョッシュに電話をして呼び出します。学費を出してやっているのだから付き合え、と。その後店について待っているサムの目の前で息子が通う大学で銃乱射事件が起こっている事を知り・・・というのが冒頭です。
なんの予備知識もなく見た事で、より驚けましたし、何より音楽が素晴らしかったです。邦題問題も大きいですが(原題は劇中に出てくるバンド名「Rudderless」全然こっちの方が素晴らしい!)音楽がとても良かったです。
主役を演じるビリー・クラダップの豹変も良かったですし、単純な音楽映画ではなく、ある種のミステリーでもあり、背負う事が出来ないほどの重荷を背負ってしまう男の話しです。しかも特別な何かが起こらずとも、ポジティブな何かがある作品です。
音楽的にはイーサン・ホーク監督作品の「痛いほど君が好きなのに」のサントラを担当しているジェシー・ハリスの雰囲気です。そこにもう少し躍動感を入れた感じで私は好きです。
何曲も好きな曲がありましたが、ネタバレに繋がらない中でこの1曲が良かったです。
音楽が好きな方にオススメ致します、あと家族がいる人にもオススメです。
キャロル観に行きたかったなぁ・・・