武蔵野市の青空市で無料歯科健診を行いました。
とても気持ちの良い晴天に恵まれ、今回も過去最高の人数の方にいらして頂きました。本当にありがとうございました。
日本歯科医師会のキャラクター、予防さんです!これを着るのはとても大変なんですよ~毎年ご苦労様でした!
木曜日には保育園の検診もありましたが、ちょっとだけ時間があったので、話題の映画に行ってきました。
「この世界の片隅に」
片淵 須直監督
昭和20年くらいの広島と呉を舞台にした映画。戦争しててもおなかは空く、という日常や生活を扱ったドラマですが、細かな描写が素晴らしいです。ほんわか部分も、シリアス部分も、非常にソリッドです。絵柄からは想像出来ない作品に仕上がっています。
「火垂るの墓」とも違う、いや、「火垂るの墓」の原作の野坂さんの言う当たり前を描いているのですが、とても軽々描いているのに、重いのです、リアルなのです。
朝一番の回だったのですが、すっごく混んでます、人入ってます、年齢層が幅広いです、子供から高齢者まで、とても様々な方々が観にいらしていて、何かしらの動きを感じました。
まだ消化出来ないけど、確実にジワジワくる。
変な例えだけど、トルストイのアンナ・カレーニナに出てくるリョーヴィンを思い出しました。
コトリンゴさんの「悲しくてやりきれない」が映画のテーマと合い過ぎです。とても素晴らしい曲なんですが、コトリンゴさんのウィスパーボイスで、さらにこの映画の主人公すずの心情のようです。
映画館を出た後、何だか普段気にならない些細な日の光の暖かさを感じて、ふと、感情に訴えかけられてきます。 何度も思い出して、反芻してしまいそうです。
クラウドファインディングされた方はさぞかし誇らしい心地だと思いました。