GWです!ご旅行される方も多いと思います。
井の頭歯科はカレンダー通りで診療していますので、旅行は無理ですが、気分だけでも旅行を味わおうと思い(とは言え、私は海外の経験もありませんが 笑 )、つい先日仕事関係の方のオススメで手に取りました。
「ラオスにいったい何があるというのですか?」
村上 春樹 著 文藝春秋
いわゆる旅行記です、様々な場所に出かけた村上さんが、そこでのレポートをして頂けます。
とは言え世界の様々な土地に出かけていますので、私が簡単に行けそうな場所ではないんですが、それでも旅行気分を味わえました。
中でも気になったのはギリシャの島であるミコノス島とスペッツェス島へ昔住んでいた場所を訪ねる話し(昔に書かれている「遠い太鼓」という旅行記にまとめられています、なかなか読みでがある本です)、映画「コールド・フィーヴァー」 (フレデリック・トール・フレドリクソン監督 永瀬正敏主演 結構印象に残っている映画です。永瀬さんは映画「喪の仕事」君塚匠監督でも主演されていますが、喪葬儀関係の映画に出ている、というイメージがありますね)の舞台であるアイスランドを訪ねる話し、アメリカの西と東にある同名の都市であるポートランドに美味しい食事を食べに行く話し、また結構好きな監督アキ・カウリスマキ監督やムーミンやの国であるフィンランドを訪ねる話し、またジャズクラブがひしめくNYを訪ねる話し、そして表題作になっているラオスの話しが気に入りました。
とてもリーダビリティ高い文章ですので、割合短い時間で読めますが、旅行気分を味わえます。
時折はさまれる写真もなかなか素敵です。
ポートランドの美味しい料理も食べてみたいですし、ボストンでダンキン・ドーナッツも食べてみたいですし、ギリシャの海に沈むサンセットも見てみたいです。そして、文章からですと、本当に何もないみたいに感じるラオスもいつか行ってみたいです。ラオス、そこには一体どんな事が待ち受けているのか、興味あります。
旅行になかなか行かれない人に、オススメ致します。