益田 ミリ著 幻冬舎文庫
友人にオススメしてもらったのですが、これが非常に面白かったです。というか、本当に男と女は別の生き物だと、痛感してはいますけど、改めて考えさせられました。
私は3人兄弟の長男で、弟が二人いますけど、家族内というか成長期に女性が家に居なかった(母は女性とは少し違う感じがします)事がこれほど違いを生むのか、といつも考えさせられます。
女性の姉妹がいる男性は、本当に何処か違って眩しく見えるものですが、普段から鍛えられているのでしょうね。
そこへいくと男性だけ兄弟の残念な事といったらないですね・・・
しかし、こういう体験があったら、もう少し人間としてまともな生活を送れたかも知れません。
ネタバレは避けての感想ですけど、私多分、2万円のブツを見た事ないですね。それと、指に注目したこともなかったです。手は割合好きなパーツなんですけど、まさか、指のアレを気にしてるって本当に凄い・・・いやスゴイのか凄くないのか分からなくなって頭の中がクラクラしてきます。
この家庭的感をアピール、果たしてこれでアピールになっているのか?問題は置いておいても、話し相手出なかったとしても、嫌な感じにとられてるのかと思うと、会話を成立させたくない気持ちになってきますね、男性は黙ってるのが美徳とされた時代もありましたし・・・
そしてこの後の漫画の展開が斜め上を行くんですけど、本当に驚愕です・・・さっきまで話していたのとは全く別の判断基準が発生しているのに、論理として破たんしているのに、全然自分は変ではない、と確信している、その自信が全然分かりません・・・彼女の中の整合性が取れている、という点では軸がある、という事に驚いてしまいます。
お姉ちゃんが存在しなかった全ての男性に、強くオススメしたいです。