ザ・ダファー・ブラザーズ 監督 Netflix
ここまでサイコーに楽しいドラマシリーズだったのですが・・・
シーズン3はすっごく蛇足感が募ります・・・とても綺麗に閉じたシーズン2を受けて、もちろん準備したはずなんですけれど、脚本は申し訳ないけどかなり練り込み不足、もっとはっきり言うと見切り発車してます。正直この続きがあったとしても、シーズン1、シーズン2との整合性は取れなくなってしまいました・・・なんて浅はかな・・・残念過ぎる・・・
と批判もしますけれど、それなりに観ている時間は楽しいのです。というのは、子供の成長を直に扱っているからだと思います。作品で言えば「北の国から」のジュンとホタルを見ているようで、という事なので、すっごく見ていて楽しいのは事実。しかし設定にも穴があり過ぎだし、とても『恋愛』という要素の割合が多くなってきていて、そこが残念です。登場人物の『恋愛』シーンは当然アガる要素ではありますけれど、特にこのドラマはそこに期待して見ている人は少ないと思うんですけれど・・・特に『恋愛』って本人たちは盛り上がってるから楽しいでしょうけれど、まず間違いなく感情的にも下降を辿りますしね。
とにかく残念だったのが、恋愛要素の匙加減の甘さ、設定の甘さ、単純な悪要素の雑さ、等々です。でも、役者さんはみんな頑張ってるし、80年代が好きな人にとっては、有名なあの曲をあの人が、アレします。多分ココがこのシーズンの最も良い所で、それ以外が・・・残念です。
また、子供であったシーズン1、2と比べて、間違いなくシーズン3から、子供ではなくなってしまった、というのが実感ですし、美しさ、儚さ、というのは時代によっても、比較によっても変わってはくるものの、子供の美しさと比して、子供ではないローティーンになる事で失われた何かが如実に表れています。特に新規参加のマックス、イレブンといった女の子の変化が著しいですし、男の子たちも半ズボンが、残念ながら似合わない年齢になってしまっているのが、現実を物語っています。
でも、シーズン2まで見てしまった人に、オススメ致します。