井の頭歯科

「屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ」を観ました

2020年3月31日 (火) 09:21

ファティ・アキン監督        ビターズエンド

今回は(いや、も、ですね・・・)読む人を選ぶかもしれませんが・・・最初にお断りしますが、このブログは基本的に私に向けて私が備忘録のようにつけているもので、しかし、他者にも触れる可能性がある、という部分で、文章が上手くならないか?と考えているブログです。読んでいる人もあまりいないでしょうけれど、それでも全然構わないわけです。でも、自分しか読めないとなると、非常に雑になりかねないわけで、他者性を獲得できている部分で、より気をつけようという気になりますので。

しかし今回は特に、ある種の残虐性を描いていますし、そんなの読みたくないという人はご遠慮ください。

1970年のドイツ、ハンブルグ。うだつの上がらない、しかも顔の醜さを憂いているホンカ(ヨナス・ダスラー)は、とにかく女にモテたいのだが、まるで相手にされない事で、更なる鬱憤を溜め込み…というのが冒頭です。

まず、BGMとしてこの曲を流しながら読んでいただきたいのです。この映画の中で何度もかかる曲です。とても明るい曲なんですけれど、この映画を観た後では、とても悲しい気持ちになるんです・・・

フィリッツ・ホンカは実在の人物です。美醜の問題は、多分人によって様々な尺度があり、また、時代によっても地域によっても、多様な解釈があると思いますが、フィリッツ・ホンカにとって、自分が世間から受け入れられていない美醜である、という意味において哀しいのです。疎外感を感じていますし、しかし、それでも他者を希求している、それも心からの切実さを伴っています、非常に自分勝手な欲望ではありますが。しかし、その絶望的なまでの、手に届かなさ、に、私は哀しみを感じます。そういう意味で、誰にでも共有できる切実さとも言えると思うのです。

フィリッツ・ホンカは知的なタイプではなく、何故か運良く捕まらなかったタイプの中でも、無計画で、なおかつおざなりで、隠蔽工作すら手抜きです。これで何年も捕まらなかったのが不思議ですが、ほぼ事実の映画化のようです。これは、エンドロールで流れる、実際の部屋、またあの場所の、リアルさは、ちょっと異常な再現度です。

また、おそらく、映倫を通してません!しかし、私はここに素晴らしさを感じます。猥雑かも知れないし、卑猥かも知れませんが、作り手が作りたかった形を、観客に届けるのに修正をするのはやはりおかしいです。そういう意味では監督のファティ・アキンの意向をそのまま見れる、という意味でちょっと前に観たアリ・アスター監督作品「ミッドサマー」(の感想は こちら )より丁寧で親切な公開方法だと思います。

フィリッツ・ホンカの取る行動は、大変稚拙で、相手の事を考えていない、身勝手極まりない  悪  ですけれど、誰からも手を差し伸べられなかった哀しい男の話しだと思います。

演じている人はヨナス・ダラーさんで、大変美しい男性です。それが、まるで乗り移ったかのような演技には、そしてすべてをさらけ出すその役者魂が感じられます。

恐らく監督も十分承知の上、ブラックユーモア、不謹慎な笑いを狙っているのでしょうけれど、演者である、ヨナス・ダスラーの、まるで見てきたかのようなリアルさに、演者としての覚悟が加わって、マジックが起こり、笑えるのだが、恐ろしい、という、ブラックユーモアであれば当然、恐ろしいけれど、笑える、という順番を通り越してしまっていると思うのです。最後が笑えるなら、簡単に許容、内包出来ますけれど、最後が恐ろしいだとそうはいかないと思います。

大変丁寧な映画です。そして、私はこの映画に、リリシズムを感じるのです。

シリアルキラーに興味のある方に、オススメします。私はシリアルキラーが恐ろしいです。だからこそ、なんである人物がシリアルキラーになってしまったのか?に興味があるのです。

「プリズナーズ」を見ました

2020年3月27日 (金) 09:36

ドゥニ・ヴィルヌーブ監督     ポニーキャニオン

プリズナーと言えば、私にとっては、イギリスのTVドラマ「プリズナー№6」なんですけれど、個人的にはこのTVドラマは本当に素晴らしい作品だと思いますが、全く違った意味で、完全に、「神さま」によって、自らが、プリズナーになっている人の話し、と理解しました。私は神が人間を作ったのではなく、人間が生きている間に経験する不条理を乗り越える手段として、人間が神さまを作った、と理解する者です。そういう話しが好きな人は苫米地さんの著作「なぜ、脳は神を創ったのか?」(の感想は こちら )やリチャード・ドーキンスの「神は妄想である」が面白いと思います。

やっぱりドゥニ・ヴィルヌーブ監督の映画は一筋縄ではいかない作品で、その意味を探りたい、知りたい、と思う人には響く作品ですし、今回も宗教性の高い作品なんですけれど、そういう意味でも、とりわけ解釈が難しい、無神論者の私からすると、そういう風に見えますよね?と穿ったように考えようとすればどこまでもできますよ、という部分な所が、鼻につく感覚になりました・・・今までには「灼熱の魂」(の感想は こちら )「メッセージ」(の感想は こちら )「ブレードランナー2049」(の感想は こちら )と3作ほど見てます。特に欺瞞を感じたのは、評価の高い「灼熱の魂」なんですけれどね・・・

現代アメリカ(スマートフォンが普及する前くらい)の田舎町。感謝祭を祝うケラー家の父ドーヴァー(ヒュー・ジャックマン)家族とフランクリン家の2つの家族のそれぞれの6歳くらいの娘2人が突然いなくなってしまいます・・・警察に届け、容疑者まで逮捕に至りますが、証拠が見つかりません・・・敬虔なキリスト教徒であり、何事にも備えようとしてきたドーヴァーは・・・というのが冒頭です。

まず、脚本うんぬんというよりも、ロキ刑事を演じたジェイク・ギレンホールと、暴走する父ヒュー・ジャックマンの演技合戦が素晴らしいです。まさに名優と呼んで差し支えない2人の演技だけで、十分元が取れる映画だと思います。

音楽も、大変効果的でしたし、必要な所で、必要な音量で流れるのが良かった。

で、宗教性を抜いたら成り立たない内容だと思います、が、もちろんサスペンス映画としても十分に成り立っていますし、そこはエンターテイメント性とも言えます。犯人は誰なのか?というフックも強いですし、ミステリ要素もある。でも、すべてが宗教性に収斂していくのが、ちょっとやり過ぎ、作り込み過ぎ、波乱万丈過ぎ、という点で、「灼熱の魂」と同じなんですね・・・

ポール・ダノが観れたのも、個人的には嬉しかった。

宗教性について考えてみたい方に、オススメ致します。

アテンション・プリーズ!

ここからネタバレありの感想になります。未見の方はご遠慮ください。

神を信仰する、という大義名分を手に入れた人は、神を信仰していない、いや誤解を恐れずに言及するなら、すべての他者へいくらでも残忍になれる典型的な話しですね・・・気分が暗くなります。

ドーヴァーの憤りは理解出来ますけれど、いくら何でも盲目的過ぎる・・・しかし、この盲目的な存在を作り上げるのが、宗教の特性とも言えます。神、という存在証明出来ない「上位」存在を通して、よりよい生活や社会を作り上げる為にしているのに、その事で結果、盲目的な人の集団になりかねない危険性を孕んでいると思うのです。

すべてに対して対処したい、安寧を得たいというドーヴァー、とてもプロテスタント的な感じがします。

ロキ刑事はあくまで無神論的。そこが対照的。

で、ストーリィなんですけれど、なんか、都合良い相手(つまり犯人)を探したら、こうなった、的な存在過ぎるんですよね、老婆の存在と、その旦那・・・これは、脚本段階でこういう展開を見せたいからそれに合った人物を作為的に意識的に作った、と観客に思われちゃダメだと思います。しかも、たまたまペドの神父というまた、ダメにダメを重ねた相手の地下室で遺体として見つかる老婆の旦那ってどんだけこの土地は歪んでるんだよ・・・いくらなんでも、重なり過ぎ、偶然という演出・・・

だから、恐らく1番不可解なのは、迷路の自殺しちゃう人。多分この人も誘拐されたトラウマから、実際に人を殺しているわけではないが、同じ被害者の家まで侵入してまでいろいろ知りたいし、模倣しているんでしょう。けど、そんなトラウマ抱えたヤツがのうのうと、しかも近所で暮らしてるってそんな偶然あるのだろうか?????この人はそれなりに迷惑な人で、被疑者かも知れないが、犯罪も犯してはいるが、自殺する必要あったのだろうか?ココがシナリオとして弱い気がします。

でも、個人的に思う1番のゲスは、ドーヴァーでも黒幕老婆でもなく、もちろんその旦那でもなくて、一緒に誘拐されたフランクリン家のヨメです・・・ 「ケラーには手を貸さない、でもやらせておくのよ」 こんなヒドイ発言、よく旦那に言えるよな・・・

自らは手を下さないが、その果実は手に入れたい。うん、私はこういう人物こそが1番恐ろしいと思います、分かっていて、決して自らその責務を負うのではなく、都合の良い所だけを欲する人物。こういうのを下衆と言うのだと思います。。


「彼らは生きていた」を観ました

2020年3月24日 (火) 09:15

ピーター・ジャクソン監督     ワーナーブラザーズ

まだサム・メンデス監督「1917」を観れてないんですけれど、どちらかと言えば、私はこっちが好きなのと、近所のアップリンクで上映してくれているので、観に行きました。

第1次世界大戦から100年が経過している現在ですが、イギリスの資料映像、または退役軍人のインタビュー音声を基に、その当時の映像に(同時録音する事がまだ出来なかったので無音なので)インタビューを乗せ、さらに、現代の技術革新にて、カラーフィルムとなった、いや、とてもリアルなカラー映像となった映画です。

原題は「THEY SHALL NOT GROW OLD」彼らは年を取らない、という感じですが、この邦題は悪くないと思います。

とにかく、モノクロフィルムがカラーになる瞬間が物凄く衝撃的です。これは見ていただくしかないと思います。

確かにヒドイ戦争ですし、塹壕戦ですから、大変長期化しますし、そこに当時の近代兵器を用いていますので、死者の数も、かなり多くなります。

しかし、最前線とは言え、そこで兵士である人々の生活もあるわけです。この生活部分をカメラは捉えていますので、その部分の生々しさが、これまで見てきた戦争映画の、どんな作品よりも、リアルです、当たり前なんですけれど。

イギリス軍の話しですから、彼らの生活と戦争が映し出されているのですが、兵士たちは、とても若く、下は16歳から、18歳と偽って戦争に参加している方が多くいて、この点もショッキングです。

そして、一応に、画面に出てくる兵士たちの『歯』が大変悪くて、その点にばかり気をとられてしまいました・・・本当に歯科の進歩を、強く意識させられる、これまでこんなに意識させられた映画は無かったです。是非歯医者さんは観に行くべき、そして歯学部学生さんも観に行くべき。

インタビュー音源も大変貴重なもので、死と隣り合わせの日常であるが故、強い仲間意識と、その仲間が死んでいく場面に遭遇し、それでも生きて帰ってきた人の話し、重みを感じずにはいられません。

物凄くリアルな体験の出来る映画ではありますが、私は、個人的には、少々フィルムの使いまわし部分には気になるものがありました。兵士のインタビューの発言に際して、その言動と似た部分の映像を、そして足りない部分は当時のイラストや新聞紙面を使うのですが、これが少々あざとい気もしました。

モノクロがカラーになっただけなのに、ここまでリアルに感じるとは思いませんでした。多分3D技術を使っているのもあるんだろうとは思いますが、とにかく凄い体験の出来る映画です。

特に印象的なセリフで、帰還兵が感じた疎外感に関するインタビューは、一聴の価値あり、です。

戦争、という悲惨な事象に興味のある方、そして歯に携わる仕事を持つ人に、強くオススメ致します。

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「ピーナッツバター・ファルコン」を観ました

2020年3月18日 (水) 10:46

タイラー・二ルソン マイケル・シュワルツ監督     イオンエンターテイメント

何となくタイトルの音の響きにカッコよさを、そして予告編での、ロードムービー的な面白さを予感したので、吉祥寺アップリンクに足を運びました。
ザック(ザック・ゴッサーゲン)はダウン症を患っている20代の青年です。しかし、州の予算不足により、何故か老人施設に入居しています。そんなザックはプロレスラーになる事を夢見ているので、施設を抜け出したいのですが・・・というのが冒頭です。
まず、単純に面白かったです。これは北村紗衣先生のブログの感想で書いてあったので引用になりますけれど、そう、とても「ハックルベリー・フィンの冒険」なんです、現代版の。だからとても面白かったですし、本当にダウン症を患っているザック・ゴッサーゲンさんが自然で、素晴らしかったです。
ダウン症の方が演技をしている、という風には見えずに、本当にリアルに、演技ではなく、そのままを撮っている、という感じに見えたのが、まず、凄かった。バリー・レヴィンソン監督映画「レインマン」のダスティ・ホフマンの時のサヴァン症候群の演技も、ベニー・マーシャル監督映画「レナードの朝」のロバート・デ・ニーロのパーキンソン病の演技も素晴らしかったですけれど、やはり頭のどこかで、だって、ダスティ・ホフマン(ロバート・デ・ニーロとか名優とされる人)だもんな、というのがありますけれど、ザック・ゴッサーゲンさん含む主演3名を見た事が無かったので、新鮮に、そしてリアルに感じました。
いわゆるバディ・ロード・ムービーなのですが、そのバディを務めるのが、大変衝動的で、これまた世捨て人のようなタイラーを演じているシャイア・ラブーフさんです。私はおそらく初めて観ていると思いますが、なかなか良い印象を持ちました。
さらに、そこへヒロイン(?)エレノア役のダコタ・ジョンソンさんが混じってきて、この方も多分初めて観ますけれど、顔だち以上に演技も自然でした。まぁちょっと整い過ぎていて、しかもかなり聞き分けのイイ子なのが、もうひとつなんですけれど・・・脚本で気になったのは、この人周りの、テンポを重要視するあありに、割合簡単になんでも受け入れちゃうのが、少々気になりました。が、演技というよりもこれは脚本の問題、この人の顔立ち、結構好きかもです。
また、役者で言えば、まさに冒頭にザックと相部屋のおじいちゃんにブルース・ダーンが居て、とても安定感ある演技ですし、コミカルで素晴らしかった。この映画の中でも忘れられないキャラクターです。
そしてもう1人が、出てきた瞬間に分かった「手遅れの過去」(の感想は こちら )主演ジョン・ホークスさんです。とても怖い役なんですけれど、素晴らしかった、存在感ありますね。
まさにハックルベリー・フィンのように自作のいかだまで出てきて、自然光溢れる絵の中で進む、様々な定住生活では味わえない瞬間で出来上がっていて、とても良かったです。本当に映像は素晴らしいですし、個人的に大好きな夕焼けシーンも多くて好きです。
ただ、私がプロレスに詳しくないので、プロレス的な『アングル』の話しがあるのかも知れません。その辺はプロレス好きの人から見ると、また違った楽しさがあるのかも知れません。
そして、最近刺激を受けた先生との会話で出てきた「自己決定」について、とても考えさせられ話しで、その点も大変面白かったです。後半をもう少し、映画のテンポからすると間違いなのかも知れなくても、もう少し丁寧に時間を割いても良かったと思います。
果たして自己決定とはなんなのか?の中でも、夢や目標や希望に届かなかった時ひとつのケースとして。最近の映画でも漫画でも多いのは、この目標や夢を設定した、あるいは善き事として契約した後に、知られざる善き事を行う上でのリスクや払う対価の大きさを、フック(観客のこの先が知りたい!と思わせる事)になっている作品が多い中、同じような設定とも言えます。
ハックルベリー・フィンの冒険が好きな方に、自己決定とは何か?が気になる方に、そしてプロレスが好きな方に、オススメします。

「BRICK 消された暗号」を見ました

2020年3月16日 (月) 09:07

ライアン・ジョンソン監督       フォーカス

ジョセフ・ゴードン=レヴィットの出世作で、ライアン・ジョンソン監督との最初のタッグ映画、なかなか見る事の出来ない映画なのですが、友人にお借りする事が出来たので見ました、嬉しい、ありがとうございます!

ジョセフ・ゴードン=レヴィットさんを最初に観たのは、クリストファー・ノーラン監督作品「インセプション」(の感想は こちら )だったと思います。そこで気になってマーク・ウェブ監督作品「(500)日のサマー」を見て大好きな俳優さんになりました。笑顔は素敵で陰のある顔にもなれるのに、底抜けの明るさがあり、コメディでもサスペンスでも、しかもボンクラも、マッチョな男にもなれるまさに万能!タイプの役者さんです。この手のタイプはライアン・ゴズリングさんもアダム・ドライバーさんも素晴らしいのですけれど、好みで言えば、私はジョセフ・ゴードン=レヴィットさんが好きです。もう少し評価されてもイイ感じがします。

そんなジョセフ・ゴードン=レヴィット出演作でなかなか見られなかった作品、期待値がかなり上がった状態で望みました!

アメリカの割合暖かな地方都市の高校生ブレンダン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、元彼女のエミリーから大変意味深なメモがロッカーに入っているのを見つけます。そのメモには、時間と2つの通りの名前が書いてあるのですが・・・というのが冒頭です。
まず良かったところ!

ジョセフ・ゴードン=レヴィットがとにかく、かっこよさげに、かっこつけてます!頭脳明晰な、それでいて孤独で、でも1人だけ信頼できる友人がいるのもイイですし、ある意味探偵でもある、そんな美味しい役です。というか、ハードボイルド作品です。

相手役のノラ・ゼヘットナーさん、カワイイです。目が大きい。

え~いい所が終わりました・・・・・

監督のライアン・ジョンソンさん、やっぱりこの人の、映画としての良かった作品って「ルーパー」だけなんじゃないでしょうか、今のところ、ですけれど。それも、ジョセフ・ゴードン=レヴィットさんが出演しているので、甘目な評価になってしまうんですが・・・

ストーリィですけれど、とにかく、雰囲気が大事。なので、え?なんで???という場面の連続です。そもそも、高校生の話しにしても大きすぎる・・・
出演者全員が、常に、思い詰めているのに、その原因が結局はっきりしない上、驚かせるためのどんでん返ししかないので、あれ?この人さっきと言ってる事が違うけれど。どうなったの?という疑問に答えてくれません。
しかし、ここまで、雰囲気だけ、で出来上がっている映画もそうそう無いと思うレベルです。

ライアン・ジョンソン監督が、何をカッコイイ、と思っているのか?が良く分かった映画。

ライアン・ジョンソン監督作品が好きな方、ジョセフ・ゴードン=レヴィットのファンの方に、少しだけオススメ出来る映画・・・です。流石にひいき目に見ても、結構キツイ映画でした・・・

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