ライアン・ジョンソン監督 フォーカス
ジョセフ・ゴードン=レヴィットの出世作で、ライアン・ジョンソン監督との最初のタッグ映画、なかなか見る事の出来ない映画なのですが、友人にお借りする事が出来たので見ました、嬉しい、ありがとうございます!
ジョセフ・ゴードン=レヴィットさんを最初に観たのは、クリストファー・ノーラン監督作品「インセプション」(の感想は こちら )だったと思います。そこで気になってマーク・ウェブ監督作品「(500)日のサマー」を見て大好きな俳優さんになりました。笑顔は素敵で陰のある顔にもなれるのに、底抜けの明るさがあり、コメディでもサスペンスでも、しかもボンクラも、マッチョな男にもなれるまさに万能!タイプの役者さんです。この手のタイプはライアン・ゴズリングさんもアダム・ドライバーさんも素晴らしいのですけれど、好みで言えば、私はジョセフ・ゴードン=レヴィットさんが好きです。もう少し評価されてもイイ感じがします。
そんなジョセフ・ゴードン=レヴィット出演作でなかなか見られなかった作品、期待値がかなり上がった状態で望みました!
アメリカの割合暖かな地方都市の高校生ブレンダン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、元彼女のエミリーから大変意味深なメモがロッカーに入っているのを見つけます。そのメモには、時間と2つの通りの名前が書いてあるのですが・・・というのが冒頭です。
まず良かったところ!
ジョセフ・ゴードン=レヴィットがとにかく、かっこよさげに、かっこつけてます!頭脳明晰な、それでいて孤独で、でも1人だけ信頼できる友人がいるのもイイですし、ある意味探偵でもある、そんな美味しい役です。というか、ハードボイルド作品です。
相手役のノラ・ゼヘットナーさん、カワイイです。目が大きい。
え~いい所が終わりました・・・・・
監督のライアン・ジョンソンさん、やっぱりこの人の、映画としての良かった作品って「ルーパー」だけなんじゃないでしょうか、今のところ、ですけれど。それも、ジョセフ・ゴードン=レヴィットさんが出演しているので、甘目な評価になってしまうんですが・・・
ストーリィですけれど、とにかく、雰囲気が大事。なので、え?なんで???という場面の連続です。そもそも、高校生の話しにしても大きすぎる・・・
出演者全員が、常に、思い詰めているのに、その原因が結局はっきりしない上、驚かせるためのどんでん返ししかないので、あれ?この人さっきと言ってる事が違うけれど。どうなったの?という疑問に答えてくれません。
しかし、ここまで、雰囲気だけ、で出来上がっている映画もそうそう無いと思うレベルです。
ライアン・ジョンソン監督作品が好きな方、ジョセフ・ゴードン=レヴィットのファンの方に、少しだけオススメ出来る映画・・・です。流石にひいき目に見ても、結構キツイ映画でした・・・