久保 茂和、中茎 強監督 日本テレビ
凄く有名みたいですが、私は知らなかった映画ですが、期間限定でYoutubeで無料公開されていたので、レッドレインを除いて観ました。とにかく設定とかストーリィとか、そういう事は脇に置いておいて、大変気分的に盛り上がる『少年マガジン』的な不良漫画の実写化、と思っていただければ間違いないです。
すみません、映画の冒頭から、全然説明出来ないんですが、とにかく、昔ある地域を暴走族(という言葉も既に死語でしょうけれど、他に形容出来る単語が見当たりません)ムゲンというグループが居たおかげで、かえって(??でもナレーションでそう言ってるんです!)、治安が維持されていた地域がありました。しかし、その後ムゲンは解散し、その地区に5つの暴走族チーム(?)が頭角を現します、それぞれの頭文字を1文字とって、SWORD(スウォードと読みます)地区と呼ばれるようになった地区の抗争劇を描く作品です。私の言語力だと、この説明が精いっぱいです・・・とにかく登場人物が多すぎますし、説明が全然無いんです・・・
SWORD地区を紹介する動画をご覧になって下さい・・・
多分この動画を見ても何だかワカラナイと思います・・・ええ、私もです・・・
でも、とにかく、アクションが凄いです。めちゃくちゃに、お金がかかっています。その1点だけでも観る価値があります。役者さんもカッコイイです、でも全然映画では見かけない人たちばかりで、本当にびっくりしたのですが、この方たちは歌手のグループなんです・・・本当にびっくりです・・・歌手はやめて俳優になったらいいと思います。
ただ、話しはすごく、いい意味で余白があるんです・・・いや、脚本は穴だらけとも言えますが、そういう細かい事はどうでもいいんだよ、という人にはかなり嗜好性の高い作品になると思います。細かい部分が割合私は気になる方だと自覚していますが、私もとても楽しめましたし、そのストーリィや人物の穴、余白の部分をおもしろがれる、意図的に提供しているのだと思うと、大変肝の据わった演出だと思います。
不良グループの抗争に興味のある方にオススメ致します。ここまで振り切って作品を作れるのであれば、多分多くの人がおもしろがれると思います。凄いです。