井の頭歯科

「テキサスの5人の仲間」を観ました

2020年5月15日 (金) 09:34

フィルダー・クック監督     ワーナー

ある映画好きな友人の方にオススメいただいた映画です。

私は西部劇が、そもそも好きじゃありません。多分幼少期に、あまりにたくさんの西部劇を見せられたから、だと思います。もちろん、西部劇にも素晴らしい作品があり、そして残念ながらそうでもない作品もありますけれど、総じて、勧善懲悪で、深みが無い、そして、結局のところ暴力で解決、という子供じみたところが嫌いなんです。

それでも、西部劇を浴びるように観た事は、それなりの教養にもなっているかもしれない、とは思いますし、映画への敷居が下がった事も良かったと思っています。

少しは話しはズレますが、前衛を理解出来るのは、その道に、かなりの程度精通した人だと思うのです。もちろん前衛ですから、何も知らない人から見たら、それはなかなか理解出来ないものだと思いますし、中には眼をそむけたくなるような内容も含まれると思います。しかし、芸術作品は往々にして、他者を傷つけるモノでもあると思います。知らなかった過去には決して戻れない、という意味でのイニシエーション性を持ち合わせています。どんな芸術も、余りに前衛的過ぎるモノは、当時には理解されなかった事が多いからです。モーツアルト、ゴッホ、H・P・ラブクラフト、グレゴール・ヨハン・メンデル、それこそ枚挙にいとまがないです。

しかも、そんあ芸術作品のなかでも、映画という芸術は、画像や音象など、進化していくので、劣化があると思います。

しかし、映画芸術、エンターテイメントの中でも、劣化しにくいのが、脚本、ストーリィです。

私は音楽の趣味もそうなんですけれど、前衛的なものではなく、今も、10年後も、輝きを放つ映画や音楽を探しています。でも、逆説的ですけれど、だからこそ、今の、現在の、音楽や映画を観続けないと、その感覚は失われてしまうと思います。鍛錬しないといけない、という事ですね。自分という入れ物に収めておきたい良質な芸術をたくさん見つけたい、それが人生を豊かにする、という事だと思ってます。

そういう意味で、この映画は、万人にオススメ出来ると思います。

何も言いたくありません、ただ、多くの人に観て頂きたい作品、この作品は劣化する事の少ない作品だと思います。

とにかく、オススメです!!!!!!!

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