ダニエル・シヴァン、モア・ルーシー監督 Netflix
僅か36分の番組ですけれど、なかなか興味深く、全然知らなかった施設についての映画です。
第2次世界大戦中のアメリカに存在した軍事施設ですが、タイトルでネタバレになりますけれど、ナチスを収容する施設があった、という事です。どういう事なのか?を説明するとネタバレになってしまうので、ここまでですが、凄くキツイ話しです。
昔、ある飲み屋さんで、非常に若いカップルと何故か一緒にかなり遅くまで飲んでいました。なんでか歴史や宗教の話しになり、私だって全然詳しくないのですが、このカップルの女性の方は全く興味が無さそうなので、他の話題にしたいのに、男性の方が、言葉巧みに歴史や宗教の話しに話題を戻そうとしてきます。
ちょっとめんどくさくなってきたので帰ろうかな、という時に、その男性(多分20代後半から30代前半)が物凄い事を言い出しました・・・
「ナチスのユダヤ人大量虐殺なんて無かったし、ホロコーストもでっち上げだって知ってましたか?」
ちょっと二の句が継げなかったのを非常に強く覚えています。
しかも、私はお酒の席だったので、
「そういう説もあるみたいですね」
と答えてしまった事を、時々思い出しては、失敗だった、と悔やんでいます。
どうこたえるのが正解だったのか?は今でも分かりませんけれど、そして早々に席を立って帰ったのは覚えていますけれど、凄く嫌な体験です。
「どういう根拠ででっち上げだと思ったの?」くらいは聞いておくべきでした。
いろいろな立場の人がいますし、歴史っていかようにも解釈出来ますけれど、まさかホロコーストが無かったと言える人はちょっと流石に現実に目にする日が来るとは思いませんでした。
そう言えば少し前に観た「否定と肯定」(の感想は
こちら )みたいな映画もありますし、歴史修正主義みたいな人もいますし、なんでもコミンテルの仕業に仕立て上げる人もいますし、情報やデータを何度も調べるのは手間がかかります、それでも、観たいモノばかり見ているのは良くないですし、何かを信じるのも違いますけれど。
凄い体験です、私にとっては。