昨年末は本当にバタバタしていまして、年賀状はこれから製作致します、本当に申し訳ありません。
そして本日からお仕事です。本年もどうぞよろしくお願い致します。
このお休みは身体を休める事に終始しました。結局映画は2本だけしか見てませんし、本は全然読めなかったです、とにかく、ごろごろしました・・・
そのうちの昨年最後に見た映画は「パリオペラ座バレエ・シネマ シンデレラ」です。
監督が不明ですが、男性のエトワールであるカール・パケットが引退する演目でした・・・
ついにエトワールのカール・パケットも引退ですか・・・時が流れるのが早いです。
カール・パケットさんは今すぐにハリウッドに行ってもすぐになんでも出来る美貌があり、かつ踊れるので、需要があると思います。
逆にドロテ・ジルベールはちょっとやり過ぎに、日本人の私には感じられるけど、多分私がKAWAIIを理解してるから、だと思います。
私はかなりドロテ・ジルベールの好意的な方だと思います。それは華があるから、です。華はある人にはあるし、残念ながらない人にはずっと無い。ある人であっても、年齢と共に減っていく人が多いですし(だからと言って年齢があがる事で獲得する人も居るとは思いますが、少ない印象があります)哀しい現実ではありますが、私だと生まれてからずっと何もないので、人の事をどうこう言えるものではありませんが、残念ながら、今回の姉妹役ですと、全く感じない状況になってしまいました・・・凄く残念。あまりにオーバーアクションで、個人的には残念でした。
カール・パケットは凄く良かったです。
逆に、主演のシンデレラ役の方は、華がない、の一言で終わってしまいました・・・決して悪くない。悪くないけれど、飛び抜けてこの人の個性が感じられるような良い部分も無いんです・・・
あと、ヌレエフが、ギエムの為に作った作品らしいですけれど、私物化、独善的、という批判には、私は同調します。
この後シルヴィ・ギエムのシンデレラの映像もチラチラと見ましたが、やはりシルヴィ・ギエムと比べるのはキツイですけれど、これはギエムで観ないと面白さが伝わりにくいですし、シンデレラを、現代のハリウッドでの映画スターとして解釈しなおしているのですが、いくら何でも、その振付をしているヌレエフの自意識が全面に出ていて、凄く変な気持ちになりました。踊っているヌレエフは全然悪くないんですけれど、その意図、がキモチワルイと感じてしまいました。凄くそっくりなのが、映画監督の作品で言うと、ウディ・アレン作品ですね。もちろんウディ・アレンの方がより下品なんですけれど。でもそれは個人的な感想であって、そういう人がいてもいいし、評価されてもイイ。しかし私には下品に見える、というだけです。
自分でキャスティングも振付も出来る立場にいる人間のエゴを見ると、少々品が無いと思います。欲望に素直過ぎてちょっと・・・
パリに行ってみたいのですが、かなり先になりそうです。