フィリップ・バランティーニ監督 セテラ・インターナショナル U-NEXT
2022年見逃し後追い作品 その1
U-NEXTさんのおかげで、見逃した作品を拾えるようになりました、有り難し。今年は11月に大きな仕事があって、見逃し作品を追いかけるのがかなり遅くなり、今年は目標の100本をクリアするのは難しいですね・・・現在過去作含んで87本で、2022年公開作品はうち20本、劇場で15本と寂しい感じです。
全編1カットの映画です、多分。カットは割ってないと思います。
クリスマスイブのあるイギリスのレストランシェフの1日を追った映画です。非常に追い込まれたシェフの1晩です。
これ、あまりに緊迫感があり、完全に詰んだ状況の中、さらなる、というかこれまでのツケが積もりに積もった状況をどうするのか、という作品で、狭いレストランの中だけでおよそ行われるストーリィで、重すぎて何度か止めてしまいました・・・こっちの精神的な状況のせいですが、私がカットを割ってしまったような感じで申し訳ない気持ちになります。やはり映画を観る精神状態ではまだなかったのかも。
とにかく、ダメな人が多く出てくるんですけれど、どなたも自業自得感があり、とは言え生きている人間なんで、そんなもんかなぁ、とも思えますし、身につまされる部分も多く、なかなか厳しい映画でした。
細かくいろいろツッコミどころもあるにはあるんですけれど、こっちの精神状況が、その部分を追いかける気力が無くて。
でも、7番テーブルの客は、本当にイヤだ。SINEBAIINONIと思わせます。
こんなレストランでは働けないなぁ・・・けど生活の為に働かなければならないとすれば、もちろん苦しい事だなぁ、とは思う次第。
演劇作品が好きな方にオススメ致します。
ラストを期待していたのですが、もっと何かあってもいいと思う。ちょっと甘い結末。