プチ鹿島 ダースレイダー 監督
2023年見逃し後追い作品 その5
2023年公開映画の35本目/今年87本目 36/100 を目指しています。
東京ポッド許可局員としては、ポレポレ東中野に観に行かねばならなかったのですが、まぁ、選挙については、当日に特番を観るのが最も面白いですし、という感じで行かなかったのですが、流石U-NEXTさん、もう入ってます。という事で観ました。
2021年の香川1区の選挙戦(それ以前に大島新監督の「なぜ君は総理大臣になれないのか」の舞台で、この後この選挙戦を描いた「香川1区」が公開される)から、現場に出て、プチ鹿島とダースレイダーが選挙を観に行く、というスタンスで追いかけるのですが・・・というのが冒頭です。
あくまでドキュメンタリーですし、選挙を茶化すのは、正直少し抵抗があるのですが、茶化す、というと語弊があるかも知れませんけれど、知る事の面白さはかなりあります。
香川1区の面白さは、既に大島新監督がやってしまっているので、それ以外でも面白い事がある事を目指していたのではないか?と思いました。
ただ、みなさんご存知の重大事件が起こり、当然選挙活動を観に行くという、有権者とも違う立ち位置にいるプチ鹿島さんもダースレイダーさんも、それなりに考えなければならないところにまで到達します。
それなりに面白く観れましたし、どちらかと言えばスタンス的にはダースさんの方が面白味は大きいと思いますが、プチ鹿島さんの様なヒトも必要ですよね。
でも、実際は自分の選挙区の、投票できる中で、出来るだけまともな候補者を、いなくても、この人はダメだという人を落とす為の投票であったとしても、投票して、選挙速報を見る、というのが1番面白いと個人的には思いました。
ただ、なんとなく、なんですけれど、四国新聞に乗り込む時なんですけれど、結局、プチ鹿島でさえ、自分が正義の側に立った時の居丈高な感じになってしまうのは、ちょっとどうかと思います・・・もちろん四国新聞の問題はデカいですよ・・・でも、そこは普通にしゃべって欲しかったです。
ま、その回答がまた、すんごく、四国新聞らしい、んですけれど・・・
全体的に、今(2023年11月28日)コテンラジオでもやり始めた民主主義の根幹である選挙を、面白がるでもいいから関心を持つ人を増やす、と言う意味では、特にうちの国では意味があると思いますし、有意義なんだけれど、投票率が高いかから、必ず良い結果が訪れる、という事ではなく、その方が全員の合意形成の基、行った結果である事を受け入れやすいからだと思うのです・・・
無論、選挙に行かない、という選択肢をしても、選挙結果には従わなければならないわけです。
でも、どんな政党でも個人でも、自分と全く同じではないんですよね・・・経済政策ではこの政党の主張は理解出来るけれど、内政面では全く合意できない、とか、いろいろですし・・・
選挙に行った事がある人も選挙に行ったことが無い人にもオススメです。