井の頭歯科

「正欲」を観ました

2024年4月2日 (火) 08:41

岸善幸監督     ビターズエンド     Netflix
2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は3/26
朝井リョウさん原作の小説の映画化ですし、このタイトルから見てみたいと思ってましたが、映画館に行けなくて・・・でNetflixに来たので、観ました。
えっと、ここから私の妄想の話しです、読まなくていいです。妄想が終わったら、妄想終わり、と書いておきます。

思ってたのと全然違った・・・

現代の世の中に蔓延る、ありとあらゆるグレーな、犯罪とは言えないかも知れないが、それでもヨクナイ行為に対して、義憤を溜め込んだ人物が、どう折り合いをつけて生きて行けるようになったのか?という話しだと勝手に、想像していました・・・だって正しい事が欲求の人の話しだと思ったから・・・そして、そういう人、ネット社会にめちゃくちゃ多いし、2024年4月現在、政治家が裏金を確定申告の時期に納税すらしないで、しかも処分も無いわけで、こいつらこそ国家の敵、と義憤を溜め込んでいるうちの私も一人で、冷静になれば、選挙で落とせばオシマイなんですけれど、うちの国って熱しやすく冷めやすくて、すぐに忘れるし、選挙の頃になれば利権繋がりでどの職業の人(組織に属していればほぼ全部)も結局与党しかない、とか言い出すんでしょうし、30年以上経済的に衰退してて、それはその間の政権与党に責任があると思うのですが、さらに少子化も止まらないどころか、無駄に税金を突っ込む政党に、与党をさせているわけで、という義憤を私も貯めているので、正義対正義の価値観をどう落とし込んで生活をするのか?だったら興味ある!となって一人熱くなってたわけです。
で、これだけ経済的に失敗しているのに、まだ二ホンサイコーでいられるのすげぇな・・・でもこの状況下だと、生活だけで精一杯な人で、家族もいないし、未来に希望も無い人、が義憤を溜め込むと、本当に恐ろしく安いので、攻撃対象を考えると、というネットを絡めた現代的な、その上先進的な、未来の話しなんだ、と勝手に想像していました・・・アメリカの憲法には「至らない政府を倒す権利」という抵抗権が存在するそうですけれど(だから武装する事の意味がある)、日本の憲法にあるのか調べてないのですが、こういう権利を主張する場合に、安いと非常にハードルが低くなるわけです。その辺もどう扱っているのだろう?とかを夢想していたわけです。
すいません、全然違います、本当に思ってたのと全然違ったです。
でも、誰か、こういう話し書いてくれないかな・・・
妄想終わり。
現代日本、明日の前提で既に詰んでいる若い男性が、携帯に出ると、それは警察からの電話で・・・というのが冒頭です。
初めて観る監督です。と思ったら、門脇麦さん目当てで観た「二重生活」の監督さんでした。そうでしたか・・・
これ、キャスティングはなかなかだと感じました。稲垣さんはいつもと同じですけれど、それ以外の中でも、新垣さんの目の演技はかなり良かったですし、そういう人の役者さんには見えない所が良いキャスティングだと思います。それと磯村さん(という名前が全然覚えられないのですが、私の覚えた名前で言えば、ジルベール)のキャラと演技も良かった。体温低い感じって割合誰でも行けるような気はしますが存在感あった。
でも優勝はどう考えても、東野絢香さんです。
本当にどうでもいい話しをしますけれど、私は私が嫌いです。ので、この人の感じが分かります。
この人の演技に説得力は非常にあったと思う。ただ年齢が、ちょっと。大学生でも居るとは思いますけれど、これ普通中高生くらいだと、より良いと思います。
でもそういう人に見えるキャスティングをしてくるの、凄いですね。
原作も読んでみたくなりました。
日本社会の現状に興味のある方に、オススメ致します。
アテンション・プリーズ!
ここからはネタバレありの感想ですので、未見の方はご注意を。
無機物に性的興奮を覚える人がいても、何も実害がないので問題ないと思います。ただ、小児性愛者も、社会には確実にいると思いますし、その人が実害を与えなくて済む社会になれば良いと思いますし、実害を与えてしまった場合は、それなりの処分を受けて当然だと思います。
でも、そういう事に興味が無い人が大多数を占めると、ま、今もそうなんでしょうけれど、イヤな社会だなぁ、とは思います。
こういう映画が存在して、社会の気付きになれば良いとは思います。
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