井の頭歯科

「赤い影」を観ました  DON’T LOOK NOW

2024年11月30日 (土) 08:57

 

ニコラス・ローグ監督   パラマウント     U-NEXT
2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は44/119
原作はデュ・モーリアで既読です。凄く映画向きな短編。
今SOMPO美術館で行われているカナレットとヴェネツィアの輝きを観てきたのですが(もちろん山田五郎さんのオトナの教養講座の影響)、かなり大きな絵もあって面白かったです。そして、そのヴェネツィアが舞台の映画。
何と言ってもデュ・モーリアですからあの「レベッカ」(映画も原作も最高)を想像して頂ければ間違いないと思います。
イギリスに住むバクスター夫妻の子供姉と弟は庭で遊んでいるのですが・・・というのが冒頭です。
これは非常に上手い!
サスペンスであり、スリラーとも言えますが、かなり原作に忠実だと思います、読んだのがかなり昔なので・・・うる覚えですけれど。
スーパーナチュラルな存在とか現象ってその現象を調べられるか?再現性があるのか?に興味が集中しがちですけれど、映画原作ともに1970年代だと思いますが、この当時はその科学的検証よりも、その現象に遭遇した人々の受け取り方、受容の仕方が重要なのだと思います。
科学的に説明できなくても、なんなら錯覚とか勘違いだとして、それにどう意味を与えるのか?与えないのか?等の受容者側の心の問題とも言えます。
まず舞台であるヴェネツィアが美しく、ここに、赤という非常に強い色の効果と、どうしても血を連想させる部分があり、これも上手いです。
夫にドナルド・サザーランド、妻はジュリー・クリスティ。どちらも素晴らしい演技を見せてくれます。
ある夫婦に訪れた悲劇からの回復を描くまでが、当時の日常生活(ただしかなりアッパー)が見事に描かれていて、素晴らしいです。カットバックも斬新。音楽の使い方も上品です。
その後のミステリー仕立てがまた上手い。
上質な映画作品で、監督のニコラス・ローグさんは私は多分初見ですが、これからもう少し見ようと思います。
1970年代に興味のある方に、オススメします。

「ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」を観ました Ghostbusters: Frozen Empire

2024年11月29日 (金) 09:04

 

ギル・キーナン監督     コロンビア    U-NEXT
2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は44/118
原題は「Ghostbusters: Frozen Empire」
 
 

2022年の個人的ベスト1位の映画の続編!なのに、あっという間に劇場公開が終わってて・・・・でも、監督がジェイソン・ライトマンじゃなくなってたし、で、今頃U-NEXTで鑑賞しました。

でもかなり好みの作品です。

 
 
アフターライフの後、ニューヨークに移り住み、ゴーストバスターズとして活躍するスペングラー家の面々が・・・というのが冒頭です。
 
 
 
凄く80’感、それも愛のある世界観になっていて、実際のNYは知らないですし、行った事すらないのですが、2020年代なのに、感覚として80’を出してきているのが最高でした。
 
 
主演は間違いなくイゴン・スペングラーの孫である、フィービー・スペングラー(マッケナ・グレイス)さんです。たった数年の間にローティーンからハイティーンになってて、この不思議な魅力、今しか撮れなかったであろう瞬間がいろいろ収められていて、イイです。
 
 
メガネキャラとしてももちろん良いのですが、故人となったイゴン・スペングラーのキャラの立ち位置だけでなく、新たな孫としてのキャラも感じさせてくれて、主役!と感じられます。絵になります。今後も良い俳優さんになって欲しいです。
 
 
さらに今作は過去のキャラクターが総出演していて、アフターライフが成功したからこその出来栄えで嬉しい限りです。
 
 
ただ、ちょっと詰め込み過ぎた感は正直あります。
 
 
キーとなるキャラクターが2名存在するのですが、その説明や親睦を深める時間が足りない感覚はありました。
 
 
それでも、ちょっと無いくらいのお祭り映画。映画館で観なかったのが悔やまれます・・・
 
 
ポッドキャストも出てくれて嬉しかったけど、成長しちゃった、な寂しさがある。成長しないわけには行かないけれど。
 
 
過去のゴーストバスターズのシリーズを追いかけてきた人にオススメします。
 
 
あ、メガネの男性科学者の人、個人的に脳内で、ケヴィン(クリス・ヘムズワース)に変換して観てましたし、製作側もその意図で作ってると思う!

「侍タイムスリッパ―」を観ました

2024年11月27日 (水) 09:16

 

安田淳一監督     GAGA     Toho新宿
2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は43/117
評判を聞いて、足を運びました。
時代劇で、タイトルから想像するに、凄く手垢のついた感じしかしないのに、かなり頑張ってる作品。でも、まぁ高評価はうなずける部分と、それとは別に、違和感もなくはない作品です。
思ってた以上に、凄いとはならなかったです。確かに「カメラを止めるな」的な大ヒットだと思いますし、監督の努力の結晶で、凄い作品ではあります。基本的にどんな映画も、映画なんか作った事が無い、なんなら何一つ成し遂げた事が無い、ホモサピエンスとしての能力で言えば最底辺の私が言える事なんて何もないのですが、備忘録としての感想なんて。あくまで個人的な戯言と言って構わないです。
幕末の京都。会津藩士で高坂新左衛門(安田淳一)は藩命を受け土佐藩士である風見を斬るべく潜伏しているのですが・・・というのが冒頭です。
まず、何と言っても監督であり、主演の安田さんの、佇まい、雰囲気、言葉使い、そのすべての完成度が素晴らしかった。この荒唐無稽な設定を成り立たせるのは、この人の所作を含む存在にかかっています。ここで100点満点を出して説得力を増しているのは、凄い。全然知らない役者さんであり、監督なんですけれど、この点が見事。正直、この人を見るだけ充分元は取れます。
特に、顔。さらに言えば目の演技力はちょっとどうかと思う程。もう役所広司さんレベルと言ってもイイ。まばたきを全然しない演技も素晴らしい。顔つきも、幕末の藩士にちゃんと見えます。
さらに、剣の使い手としての説得力もあり、竹光と実際の刀との重みの違いに対しての違和感を言葉にするのも、工夫するのも、本当に素晴らしい。
演者として、役者として、この映画の中での最も良いのが、監督であり主演の安田さんです。
そして残念なのが、この人の演技を受けられるレベルの人はいないのが難点だと思います・・・
全然悪くないし、なんなら違和感なかったと思います、同じ画面内に、安田さんが居なければ・・・
安田さんのレベルが高すぎて、違和感があるほどなんです、ココが1番残念・・・もう1名でもいいから、どなたか居れば・・・特にラスト近くの作品周りの演者は、あまりに演技のレベルが違い過ぎて、凄く違和感として残りました。
そしてネタバレなしで言うと、私は脚本の問題もあると思います・・・
コメディなんだから、理解は出来るのですが、そしてとても難しい事にチャレンジしているのも、十分理解しているつもりなのですが、ちょっと乗れなかった・・・
ただ、製作費をすべて個人の監督が集めている、という点において、もう何も言えないし、製作してくれてありがとうございます、という気持ちになっています。
時代劇、という言葉についても考えさせられるなぁ・・・
いわゆるテレビの時代劇ではなく、映画としての面白さを、新たな時代劇が生まれる土壌はあると思います。なので、新たな時代劇のきっかけになる、アメリカ映画で言えば、西部劇が完全に廃れ時代遅れになった後に製作されて「ダンス・ウィズ・ウルブズ」のような契機になってくれる映画になったらいいな、と思います。
この安田さんをもっと使いこなせる監督と組んで、時代劇やって欲しい。
映画館で時代劇を観れる事が今は凄く貴重なので、貴重な体験をしたい人にオススメ致します。
アテンション・プリーズ!
ここからはネタバレありの感想ですので、未見の方はご遠慮くださいませ。
ネタバレありで言うと、  もちろん私のような一般人にすらなれない最底辺のホモサピエンスに言える権利などないのは自覚ありますが、
やはり安田さんと周囲の人の演技の差が歴然過ぎて、違和感がある・・・なかったのはお寺の住職夫婦だけ・・・だってここはコメディパートだから・・・
真剣な場面になればなるほど、相手の人との埋められない熱量の差を感じないわけには行かないし、なんなら土佐藩士の役者としての演技には、ちょっと残念な感じでしたし、中でも名監督の役者さんの演技はかなり寒い・・・はい、演技など微塵も出来ない私に言われたくないですよね、私もそんな事を言いたくないのですが、感じた事を記しておかないと馬鹿なのですぐに忘れるので・・・
ヒロインの方の伊達メガネも、なんか違和感を感じるし、この人だけ、声を後から入れてるのか?と感じました・・・なんか違和感があるんです・・・
名監督とか名俳優とかを持ってこないとイケナイ脚本が、そもそも無理だったのかも・・・アイディアは悪くないのですが・・・
上手く乗れなかった私の問題な気がしますけれど。

「海がきこえる」を観ました

2024年11月26日 (火) 09:34

 

 

望月智充監督     スタジオジブリ若手制作集団     ル・シネマ渋谷宮下
2024年公開映画/2024年に観た映画  目標 36/100です。 現在は42/116
スタジオジブリ作品の中で、もちろん観てない作品もありますけれど、観た事がある中で最も好きな作品、ですが、映画ではなくテレビアニメーション作品なのですが、なんと公開(1993年5月にテレビ放送)から31年も経過しているにも拘らず、映画館でかかると聞いて、足を運びました。原作は氷室冴子さん、何もかもが懐かしいです。
映画館、混んでます!え、30年前の作品で、そんなに有名ではない作品だと思うんですけれど、それもおじさん(私が筆頭の中期高齢者)とおばさんばかりかと思いきや、なんで若い人が????となりましたが、いっぱい入っているには嬉しいです。
色々伝説的な細かなチップスがあるのですが(若手制作の完成品を観た駿おじさんからのダメ出しとか、ヒロインである武藤里伽子の声の坂本洋子さんがすぐに活動を引退されてしまったり、方言指導では島本須美さんが入ってたり・・・)、そんな事よりも、映画館で、この作品が観れた事が嬉しかったです。
吉祥寺に住む大学生である杜崎拓は同窓会に出席するために、地元の高知へ・・・というのが冒頭です。
まず、かなり変わった設定なのが、高知から出てきた大学1年生の夏休みに、高校の同窓会に参加する話しなんです。4月に入学して、8月に帰省する、その際の同窓会・・・卒業して4カ月しか経ってない。
高校の同窓会には、1度も顔を出したことが無い私にも、かつて中学の同窓会の幹事をやらされた経験から、近過去でも過去は過去という時間を味わった事がありますので、ある程度分かります。つまり、18歳の大学1年生が、高校生活の2,3年生の頃を懐かしむ話しなんです。
そんな近過去の何処が面白いのか?を説明するのはとても難しいのですが、とにかく、回想シーンに回想シーンが入る、とても作り方としては上手くない手法がとられていますけれど、この方法でないとイケナイ理由も、私はあると思っています。
一目置いた中学校の友情と、高校時代のささやかな恋愛模様のアニメーション。凄く何も起こらない、でも、物凄く心に残る、そういう作品です。
1990年代、まだうちの国も全然普通に、スレてなかった、と言えば良い言い方になるし、ボンボン育ちと言えばその通りなんですけれど、まぁ牧歌的なわけです。
しかも、何かエモーショナルな事が起きるわけでもなく、現実ラインで(同窓会出席時の時間軸)では、〇〇〇に〇〇して終わりですよ・・・あ、ネタバレか・・・伏字にしました。
拓は基本良い子なんですけれど、男の子としては奥手でしょうね・・・まぁ普通にどこにでもいる、FMをエアチェックしている当時の高校生です。ああ、FMFANとかなつい(個人的造語:なつかしいの現在形 なつい )にもほどがある。
なんならヒロインの性格にも難ありなんです・・・境遇を考えると、そうなってもオカシクナイし、まぁ世の中の顔のイイ女子はスポイルされて育つでしょうから(まぁ基本的女は親からちやほやされて肯定的に育てられているのではないか?と思います、あ、女子の姉妹はいませんので、当方の幻想かも)、高飛車な女も存在するでしょうけれども。なかなかな性格です。
そんなキャラクターなのに、山場なんてほとんどないのにですよ・・・当時もなんでこの性格で?とは思いましたが、やはり顔に勝てる男子は少ない、という事です。顔が整っている、という事実がいかに男子に貴重か?という話しでもある。
名セリフは結構あると思ってます。割合多くの人の心に残る名セリフも、ある。ぼくだってごっつう可哀想やんか、30分で急に大人になったように見えた、僕だって時代劇の役者じゃない、辺りは、結構くるものがあったぞ(松野談)、です。
そして当時は全く知らなかった声優の世界の話しで言えば、主人公拓はカミーユ・ビダンであり、なんなら丸尾末男なんですよ・・・全然観ていた当時は気づかなかったです。
ドラマのクライマックス、それは驚天動地の事が起こらなくても、どんでん返し的な事が起こらなくても、感情や内面をセリフで吐露させなくても、やろうと思えばこれらを排除しても、クライマックスを作れる、という成功例の一つ。
そんな作品は数少ないですし、そして覚えていようと思わなくても、心に残る作品になるし、2024年ル・シネマ渋谷宮下で一緒に観た人たちにも残る作品だといいです、正直少し古びた部分を感じはしますけれど、当時は違ったわけで。
ドラマを描き切る、クライマックスとは?という事を考えてみたい人にオススメ致します。

「シュツットガルトバレエ団 椿姫」を観ました

2024年11月23日 (土) 12:13

 

シュツットガルトバレエ団の来日があり、椿姫を観る機会がありました。オネーギンも観たかったのですが。

 

椿姫のバレエは、アレクサンドル・デュマの小説に、音楽はショパンで、コリオグラファーはジョン・ノイマイヤー、初演は1978年です。

 

物語は単純化されていますし、バレエですから、言葉がありませんので、感じ取れる人、もしくは物語を知っていないと難しいかも知れませんし、中でもバレエのマノンをベースにしていますので、マノンについても知らないと、なかなか悩ましい演出ですけれど、知っていればかなり複雑な面白さがあると思います。

 

 

単純に言えば、19世紀のパリの高級娼婦マルグリットと、青年アルマンの悲恋なのですが、高級娼婦マルグリットはアルマンの未来を案じたアルマンの父から身を引くように言われた事で、身を引いた上で、病死。その顛末をアルマンは遺言で読む・・・という話しです。

 

 

これを3幕にしているのですが、私は今までに、パリオペラ座のアニエス・ルテステュとステファン・ビュリオンが演じたものと、エルベ・モローとオレリー・デュポン(?たしか)が踊ったモノを観ています。そのどちらも非常に魅力的で、アニエスのマルグリットとビュリオンのアルマンは、まさに、大人の女と子供の青年の繋がりを感じさせますし、逆にエルベ・モローの踊りはアルマンの主体性を感じました。内に秘めたる何かを踊りに昇華する感覚がありました。

 

 

今回はフリーデマン・フォーゲルで味わったのですが、これが素晴らしい。

 

 

恐らく現在40歳を終えているダンサーなのに、舞台では若さを爆発させています。ちょっと年齢がシンジラレナイくらいでした。今まで観た中ではビュリオンの踊るアルマンに近いのでしょうけれど、もっとエレガント。余裕を感じさせる踊りなのに、若々しさがあるのです。音のリズムにピッタリで、且つ余裕を持たせているのは、恐らく動きの止めと動きの出だしの部分に、一瞬静止するんですが、その静止のピタリとはまる感じが、今まで観てきたダンサーよりも、恐らくシュツットガルトバレエはノイマイヤーの初演のバレエ団だからこその、何度も踊ってきた余裕なんだと思います。

 

 

必死さが伝わる事で良いこともあるのでしょうけれど、軽々と演技する事の方がより難易度が高いですし、何と言っても余裕を感じさせてくれます。特に、パドドゥの相手を敬う優しさはその着地や、支え方に現れると思います、私はバレエ経験者ではないので、正直全然ワカラナイのですが、観客として観ていると、そう思います。特に着地に、力の方向が床に向かっているままにしない、極端に言えば、着地させる瞬間に引き上げているように見えるのが、本当に素晴らしい。こういう気遣いこそ、紳士のなせる技ですし、難易度も高く体力の消耗は著しいはずなのに、さりげなく行えていて素晴らしい。

 

 

フリーデマン・フォーゲルが完全に舞台を支配していたと思いますし、踊りも表現も完璧に近い、好みの演出でダンサーでした。あまりにリフトが多いので、本当にキツイと思いますけれど、微塵も感じさせない完璧さ。

 

 

幕が下りた後、観客に応えるフリーデマン・フォーゲルは、全くの別の人、急に老け込んだ感覚がありました。どれだけ体力を消耗し、どれだけ役にのめり込んでいたのか?そしてアルマンというキャラクターがどれほど本人と遠い存在なのか?を理解させられる瞬間でした。本当に凄い人。

 

 

といい所ばかりですけれど、逆にマルグリットを演じたエリサ・バデネスにはかなり落胆しました・・・バレエは身体の動き、踊りで表現するものですし、その上で演出で、表情も重要なポイントを担う事があるのは承知しています。が、顔の演技が強すぎるのは個人的にどうしても受け入れがたいです・・・なんというかオーバーに感じてしまい興醒めです・・・

 

 

 

それと、あまりにオーバーな踊りも好みでは無かったです。とにかく顔の強さが・・・

 

 

日本のバレエを習う、もしくはプロとして踊るダンサーは、バレエを踊る自分が大好き、というタイプの人ばかりで、ごくごく僅かに、バレエが好き、という人が居る感覚があるのですが、なので、どうしても、舞台での演技が、演技させられている感覚ばかりです。もし、頬を寄せ合うという演技があれば、そこには頬を寄せ合う動機や情熱がありそれを双方が望んでいるロマンティズムがあるからこそ、の表現であって、ただ単に頬を寄せる演技をやらされている人ばかりだと思います。なので、全ての、特に踊りでない部分の演出が、お遊戯、に見えるのだと思います。

 

 

海外のバレエ団でこの手の演出は皆無だと言って良いと思います。お遊戯をしている場面は観た事がありません。それはバレエ作品といえど、人間であるホモサピエンスが行っている限り、伝わってしまうと思います。その動機の部分や心情を理解して演じないと、あくまで頬を寄せろ、と言われたから、という形骸化しか起こらないと思います。この形骸化は、本当に害悪だと思いますし、観客に甘えていると思います。

 

 

 

プロの踊りを、バレエを観に来ているのだから、そしてここは日本なのだから、演技が甘いのは理解してくれるよね?と言っているに過ぎないわけです。同じお金を払って観劇するなら、バレエに限っては海外のバレエ団やダンサーを観る方がよほどバレエファンを増やす事が出来ると思います。

 

 

そもそもダンサーの身体として、日本人に不向きなのは理解出来ますけれど、もう少し真剣さが欲しいです。

 

 

 

こういう点をバレエの批評家は指摘してこなかったのでしょうか・・・これでは世界で勝負できるダンサーが少なくなるばかりだと思います・・・数で言えば、昔よりも大量に渡航し、バレエ団に採用されていたとしても、個性あるダンサーが、この人が観たいと思わせるダンサーが生まれてこないと思います。

 

 

 

最近新国立バレエに加入された水井駿介さんいは期待しています、牧阿佐美バレエ団のアルルの女に出演していた水井さんは本当に素晴らしかった。

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