武蔵野市立吉祥寺美術館 草間彌生展
ここ数年で知った芸術家の草間さん。もの凄く有名な方でしょうけれど、絵画にも(無論音楽も、美術も、写真も、彫刻も芸術全般に疎いわけですが)無知な私でしたが、気になる作品、あの水玉のかぼちゃ、気になったので観てきました。
水玉と網目の摩訶不思議な世界、遠近感と時間の流れが変わってしまうかのような錯覚を感じさせる作品群の中でも、1番好きな作品はなんと言っても「茜雲」です。
繭のような形の組み合わせをキャンバス一面に描き、そこに夕陽のような色合いの赤系色のグラデーションで描かれているのですが、魅力的です。
もちろん何で好きなのかを上手く言葉に出来ないのですが、ずっと見続けていたくなるような、とにかく時間感覚や遠近感覚の違和感が心地よく刺激になりました。
遠くから見た夕焼け空の雲にも見えますし、雲の中を顕微鏡で覗くとこんな感じに見えるかも、という想像を掻き立てられたり、病理学で見たプレパラートの「癌真珠(ヘマトキシリン=エオシン【HE】染色した癌組織の中心に見える癌細胞の塊)」を思い出させます。
実物は凄く近くでも見られていいですよ!
入館料が100円なのも魅力的!
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