長いタイトルになってしまいましたが、連日の研修会に参加してきました。
一つ目は武蔵野市歯科医師会主催の口腔ケア研修会で講師は多摩クリニックの高橋先生です。
高橋先生は私も協力医として参加している北町ナーシングホームにおける摂食・嚥下カンファレンス(食べたり、飲み込んだりを安全かつ楽しく行うための多職種の方々との現状把握や協議を行うものです!)の座長をお願いしていますので、月に1度はお会いする先生です。とても分かりやすくて相手の立場に立った話しが出来る方ですし、とても粘り腰のある方で、カンファレンスにおける説得力がとても深いです。
そんな高橋先生の講演ですから期待して行きましたし、その期待を上回るとても面白い講演でした。なんといっても考え方が理路整然としていて、しかし柔軟に対応できるのが素晴らしいです。
目的の為の評価、の為に必要な知識、の為に必要な検査、の為に・・・と考えつつも、介助者を含む、周りの環境やどこまで出来るのか?によっても変化がある事を考慮している事を理解出来て良かったです。
2つ目は訪問診療についての講演を受けに日本歯科口腔リハビリテーション多摩クリニックに行ってきました。
山梨県の花形先生のご講演、いかに多職種とのカンファレンスが重要であるのか?出来る事からはじめて行く事の重要性を認識させられました。連携の難しさは専門用語が使えない不便さも相まって、なかなか複雑な問題のようです。私もまだ駆け出しですが、訪問診療をこれからも行っていく上で、もう少し、より良い診療行為や衛生指導を行っていきたいと思っていますし、関わっている摂食嚥下カンファレンスを少しでも生かして、安心し安全に、楽しく口から食べられる健康の維持に貢献したいと思ってます。
もう1方の衛生士さんの講演でも、バイオフィルムの除去、そして除去したバイオフィルムやプラーク(お口の中の汚れの事です)の口腔外への回収の重要性(前回の講演でも菊谷先生がおっしゃってました!)を再認識させられました。
最近は勉強会の出席が多くてなかなか本が読めないんですが、講演を聞きに行くのも、面白い刺激になります。
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