障害者歯科医学会に参加してきました。
公益社団法人 東京都武蔵野市歯科医師会では、障害者に向けた歯科相談の他、施設巡回歯科相談、などを武蔵野市から委託されて行っています。
そんな中でこれまで以上に何ができるのか?を考えますと、出来るだけ事業の成果や評価が必要になってきます。そこで武蔵野市歯科医師会ではこれまでも障害者歯科学会や老年歯科医学会にポスター発表を行ってきましたし、私も参加させていただいております。
今回も障害者の介護者支援者の方々が歯科に求める事のアンケートを行い、それもかなりの数を集めることが出来ましたので、その報告を発表する事になりました。
今後はこの発表を基に、また障害者歯科の武蔵野地域での発展に役立てたらと思います。
いつもながら、学会発表は辰野先生が主導で行っていただきました、さらに口腔リハビリテーション多摩クリニックの先生方、特に菊谷先生や田村先生にお世話になりました。心よりお礼申し上げます。
何度か同じ学会に顔を出していると、少しずつですが、知っている人とお話しをしたり、名刺交換したりして、知らない世界を知ることが出来ます。
今回参加していてびっくりしたのが、少しだけ専門的な話しになりますが、頸部聴診の波形を見える形にしよう!としていらっしゃる渋谷先生のご講演がとても面白かったです。
摂食嚥下障害の方、またはその疑いがある方の、喉の音、いわゆる飲み込むときの音を、聴診器で聞いて、誤嚥の可能性(あくまで確定診断に使えるものではありませんが・・・)を、ミールラウンド(食事風景観察)を行っているその他の専門職の連携で共有することが出来るようになる可能性があるのです。
これはなかなか面白いと感じました。
こんな発見(もちろんそれだけでなく、同窓の諸先輩方や後輩、一緒に行った辰野先生の交友関係の広さもあって)も学会の楽しかった思い出のひとつです。
今回体調が万全ではなかったので、少々疲れましたが、参加して良かったです。
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