今年もかなり残り少なくなってきましたね。
井の頭歯科は12月29日まで診療致します。
新年は1月4日から仕事始めます、どうぞよろしくお願い致します。
なかなか時間が無いのですが、スター・ウォーズ関連作品ですし、観てきました。
スター・ウォーズ アナザーストーリィ というか始めてのスピンオフ作品である「ローグ・ワン」です。
ギャレス・エドワーズ監督 ディズニースタジオ・モーション・ピクチャーズ
エピソードⅣの始まる直前までを描いた作品です。農地で親子三人で暮らしているジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)に帝国軍からの使者が現れ、研究に協力しろと脅してくるのですが・・・というのが冒頭です。
ま、何と言ってもものすごく有名な映画の前日譚ですから、最終的にどのようになるのか?は既に分かっています。ですのでストーリィで魅せる作品ではないのは観客側も理解していると思います。
いわゆるスター・ウォーズと言えば壮大な宇宙戦争の話しかと思いきや、実際はすっごく狭い家族の争いでしかないんですもんね。でもとても奥深い世界の話しです、映画が好きな人でスター・ウォーズが嫌いな人って多分かなり少数派でしょうし、映画は好きじゃないけどスター・ウォーズは好きって人も結構いると思います。映画ライターの高橋ヨシキさんもよくおっしゃってますが、とにかく当時としては圧倒的にデザインが素晴らしく未来的に見えたんです。
で、映画としてはちょっと前半が長く感じてしまいました・・・スター・ウォーズ関連作品としては外伝という初めての試みですから、結構いろいろ工夫はされているんです、でもストーリィがちょっと長い。
また正直言うと主人公のキャラクターがちょっと弱くみえてしまいます、相棒となるキャシアン・アンドーやロボットのK2-SOのようなキャラとしての魅力に欠ける部分があると感じてしまうんです、が、それは多分、エピソードⅦの主役レイ(デイジー・リドリー)を見てしまったからなんですよね・・・本当に魅力的な女性の主人公ってこういう風に見えるのね、というのを知ってしまったからなんです。だからこそ、もう少しキャラクターに奥行のある何かが欲しかったです。
高橋ヨシキさんのおっしゃる過剰接待(=スター・ウォーズのファンに向けていろいろな小物や名前や姿をだしてくれる事。つまりファンを喜ばそうと過剰にしているように感じられる)は今作もこれでもか!と入っています。そして宇多丸さんも指摘していましたが、ついに東洋人がスター・ウォーズ作品に出演してるんです、それも結構な数ですし、小さな役でもいるんです、ここは素直に良かったです。特にほぼ主役を食ってしまうくらいの存在感を放つのがドニー・イェン!強い!もうジェダイの騎士よりも絶対強いぞ!
また今作ではある言葉がほぼ般若心経のごとく語られるのですが、早口で何度も言われると、すごく意味が崩壊して、それこそ宗教性を帯びていきます。決して褒められる表現では無いかも知れませんが、私は好きになってしまいました。
さらに、端役なんですが、とあるパイロットが良かったです。それまで割合ダメな男だったのが役目を果たす、非常にぐっとくる展開でした。とはいえ、非常に感情的に盛り上げてくるのが(まぁタイミングがいろいろ揃い過ぎている・・・)確かに過剰なんですが、それでも結構良かった印象です、本当は比べちゃいけないんでしょうけれど、エピソードⅦは非常に良い作品なんだなぁと改めて思った次第です。
Xウイングも良かったんですが、Uウィングという新たな機体がカッコイイ!!!
あとドニー・イェンとコンビを組んでいる大男も、凄く存在感もあって良かったと思います。「鬼が来た」の主役の方なんですね。
あの砲撃は、すっごく原爆の表現に近づいてきましたね・・・何か意図があるんでしょうか。
それと、カイバ―・クリスタルについて映画内で何にも説明が無いのはちょっとどうかと思います、そりゃスター・ウォーズが好きな人はみんな知ってるけど。
スター・ウォーズが好きな方にオススメ致します!
コメントを残す