井の頭歯科

「ブリグズビー・ベア」を観ました

2018年7月18日 (水) 08:31

デイブ・マッカリー監督      カルチャヴィル

ネタバレ無しの感想ですが、『万引き家族』(の感想は こちら )に『スター・ウォーズ』を足して、『スーパー』(ジェームズ・ガン監督作品の宗教的寓話作品、と言えば聞こえは良いですが、かなり特殊な映画です)のクリムゾンボルトを振りかけて、ファンタジー強めた映画です。

でもこれだけじゃ何も伝わらないので(私には伝わるんですが・・・)、もう少し説明すると、ジェームズは25歳。外気から遮断されたシェルターのような中で暮らしています。父、母そしてジェームズの3人家族です。ジェームズには定期的に『ブリグズビー・ベア』とこ呼ばれるセサミストリート的な教育と冒険譚で綴られたビデオテープが届きます。つまり、学校へは行かずに『ブリグズビー・ベア』で教育を受けているのです。しかし、実はこの父母は・・・というのが冒頭です。

この父をマーク・ハミル(『スター・ウォーズ』シリーズの主役であるルーク・スカイウォーカを演じている方です)が演じているのですが、個人的には今年観た映画『万引き家族』を連想してしまいました。
改めて家族とは何か?について考えさせる映画になっていますが、とてもハートウォーミングな作品に仕上がっているように、見えます。が、よく考えると、幼少期を超え、一人の人間として成長するための話し、とも言えますし、自分を乗り越える作品とも言える作りになっています。

作中に出てくる作り物のクマである、ブリグズビーベアの造形がとても面白いしカワイイです。

まぁ難点を言えば、少々ご都合主義的な展開でもありますけれど、それでも、それなりの説得力は出せているかな?と思います。

唯一の希望は、やはり完成した、あの作品を全部見たかった、という事ですね。

家族って、という万引き家族のテーマを、スターウォーズのジェダイ的な視点を交えて展開する作品、クマが好きな方、そしてあんまり名前は出したくないけど、ジョン・アーヴィングが好きな方にオススメ致します。

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