井の頭歯科

「バニラスカイ」を見ました

2019年2月18日 (月) 08:53

キャメロン・クロウ監督       パラマウント

Netflixって本当にいろいろな映画があります。トム・クルーズさんと言えば、80年代頃からずっと第一線で活躍されている大スターです。そしてキャリアの中で、アクション俳優にもなるという稀有な方だと思います、アクション俳優は途中からなる人は私はトムさんの他に知りません。多分、トムさんが行ったからこそ、キアヌ・リーヴスとかニコラス・ケイジが同じ道を歩んでいるように見えますけど、アクションに対する向き合い方がちょっと突き抜けています。比較対象にされるのがジャッキー・チェンになってしまう俳優さんってまずいないと思いますし。

同時に、サイエントロジーという『宗教』の広告塔でもあり、なかなか複雑な方なんだろうと思います。信仰の自由はあるので、誰が何を信じていても構わないとは思いますけれど。

最初にトムさんを意識したのは、やはり「トップ・ガン」でしょうね。1986年の映画です、物凄く昔の感じもするし、つい最近な監事にもなりますけど、今から33年前ですから、もうかなり昔の話しです。それ以降、大作で言えば「レインマン」、「ハスラー2」、「カクテル」、「7月4日に生まれて」、「アイズ ワイド シャット」数え上げられないくらいに出演していますね。でも私が最も好きなトムさんの作品は、スペイン映画「オープン ユア アイズ」のリメイク作品であるこの『バニラスカイ』です。久しぶりにNetflixで見かけたので視聴したのですが、やはりとても面白い映画だと思いました。まぁ私の好きな傾向の作品とも言えるのですけど。

殺人容疑で逮捕された男デイビッド(トム・クルーズ)は、精神科医に尋問されています。デイビッドは仮面を被っていて、言動も支離滅裂であり、混乱している事が伺えます。しかも自暴自棄な感じもしますし、でも、だからこそこの男が何をしたのか?が気になって・・・というのが冒頭です。

基本的には映画は何も知らないで観るのが1番楽しめます。今は情報を閉ざす事に意味がある時代になってしまっていますし。

でも、ずいぶん前の映画ですし、何でこの映画がこんなにも魅力的なのか?というのを箇条書きにすると、

1ハンサムで金持ちで、という男が痛い目を見る

2何が現実なのか?分からなくなるクラクラ感

3それでもある選択をする勇気

4旬な人物の美しさ

という事だと思います。この映画に出てくる3名の主役、デイビッド役のトム・クルーズ、恋人役のキャメロン・ディアス、運命の女にペネロペ・クルス、という旬な役者さんが集まっただけでも凄いのですが、ココにデイビッドの親友役のジェイソン・リーも何気にいい雰囲気に花を添えていますし、ティルダ・スウィントンも、そしてマイケル・シャノンまでも端役で出てきます。そういう意味で大変豪華な映画とも言えると思います。

タイトルのバニラスカイの意味を考えるのも、とても刺激的な映画です。映像も、少し古く感じるかもですが、当時としては素晴らしくクリアで、冒頭の誰もいないシーン、ラストのバニラスカイ、そしてふんだんに散りばめられたペネロペ・クルスの笑顔が大変印象的で華やかです。

また、大変重要な場面でかかる、ある曲がかかるんですけれど、すっごくイイです。場面と音楽が融合してて素晴らしいと思います。

トム・クルーズの映画が好きな人にオススメ致します。

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