ザ ダファー・ブラザーズ 監督 Netflix
オジサン仲間から、強く、強く押されたので見ました。あっという間の1シーズン8話でした。
1983年のアメリカ、インディアナ州にある錆びれた町ホーキンス。いつもつるんでいる12、3くらいの少年たち、おかっぱ頭ではあるがTRPGではゲームマスターをしているマイク、行動派で褐色の肌の持ち主ルーカス、ぽっちゃりキャラだけどある種冷静で気遣い出来るダスティン、小さいけれど仲間想いで正直者のウィルの4人組は周囲から見れば負け犬たちかも知れませんが楽しく遊んでいます。ある夜、仲間の1人ウィルが失踪してしまい・・・というのが冒頭です。
一言で言えば、ステーブン・キングの小説世界を見事に1980年代設定でドラマ化した傑作、という事に尽きると思います。
キング原作で言えば「スタンド・バイ・ミー」であり「イット」です。ですからジュブナイルモノと言えますし、キングから離れればスピルバーグの「ET」や「グーニーズ」とも言えます。そして、この主人公たちのお姉さん、お兄さんたちの世代で言えば「キャリー」的な青春群像モノとも言えますし、事件に関与する親世代で言えば「ペット・セメタリー」的な世界な訳です。しかもそれを、すっごくいいとこどりな世界観を構築してくれていますし、何と言っても80年代、私も80年代に10歳から20歳を過ごしたものとして、大変思い入れが深いです。
あまりネタバレ等無くオススメするとすれば、とにかく、スティーブン・キングの小説世界が好きな方、損はさせません、是非のオススメです。今シーズン3まで公開されています。今からシーズン2が楽しみです。
また、久しぶりにウィノナ・ライダーがイイ役演じてくれてます。ちょっとした狂気を感じさせるの上手いです。また、ジャック・ニコルソンかと思うような風貌の警察署長役のデビッド・ハーバーさん、演技素晴らしかったです。
さらに子役がどなたも素晴らしい!本当にオススメです。
私が1番好きなキャラクターは、ウィルのお兄さんのジョナサンです、イイ人!
そして私はバーバラになんの救いが無かったのが、とても、とても残念。もし、スティーブン・キングだったら何かしらの救済があったと思うのです。
ネタバレにならない範囲で、ですが、あれってナウシカの腐界ですよね!
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