チャド・スタエルスキ監督 サミット・エンターテイメント
スーツ映画の第2弾です。前作の勅語(?)くらいからの続編です。この作品も私はアクションというよりは、スーツ映画として観ましたけれど、相変わらず素晴らしいスーツを、惜しげもなく、ボロボロにしていきます・・・
ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)は前作の直後、家に帰って静かに暮らしていたのですが、イタリアンマフィアの人が訪ねてきて・・・というのが冒頭です。
多分ストーリィはどうでもいいんだと思います。アクションが素晴らしい作品なんだと思いますが、アクションについて詳しくないので、私の印象ですと、キアヌの動きがもっさりしている感じ(例えば、ジャッキー・チェンと比べて)がしますし、どんな事が起こっても、キアヌは死なないんだな、という感じがしました。例えば、タマ切れの瞬間は絶対に襲われないし、強敵が現れても必ず倒すんだな、という意味で、とても主観的に感情移入していれば面白いのでしょうけれど、なんか雑に殺される人が多すぎて、まぁそういう世界なんだな、と思うだけですけど、飲み込みにくい感じはしました。
ただ、舞台が美術館で、そこはなかなかスタイリッシュな感じがしましたし、依頼された仕事の顛末は意外で面白かったです。
今回も黒に黒を重ねるスーツが印象的でしたが、ジャケに映っているグレーのスーツもなかなかにいいですね。
とても男児的な発想の天才、孤高、を満足させる映画だと思います。
キアヌ・リーヴスが好きな方にオススメ致します、多分チャプター3は観るのにハードル上がった気がします・・・
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