バーバラ・シュローダー監督 Netflix
何となく覚えていた事件、その真相や、その後の展開を追いかけたドキュメンタリーテレビシリーズです。
2003年、アメリカ合衆国、ペンシルバニア州、エリー。大胆にも日中に銀行強盗を行った男が出没、もちろんすぐに警察が取り囲むのですが、その首には何かが取り付けられていて、しかも胸に大きな機械が取り付けられています。その男は、私には爆弾が付けられている、と警察に話すのだが・・・というのが事件の冒頭です。
とても悲惨でそして、とても不思議な事件を扱ったドキュメンタリーテレビシリーズです。が、邪悪な天才、というのは少々オーバーだと思いますし、そもそもドキュメンタリーという手法だから=真実とも言えません。いくらでも誘導できますし。しかし、それでも、この事件の、大変特殊で、複雑で、そして何が真実なのか?がある程度分かるまでの時間のかかり方、変な日本語になってしまいますが、謎性というものに、ワカラナイ事だからこそ興味を刺激する、という事を、考えさせる事件だったと思います。
大変特徴のある自己主張の強いある人物と、これまた大変頭脳明晰ではありますが自己顕示欲の強い個性のある人物が出会ったしまった不幸、と私は感じました。
多分、ミステリーというジャンルのフック(人が惹きつけられるチカラ)の強さ、と同じ意味で、この事件の複雑怪奇な部分に興味のある方に、オススメ致します。
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