ジョージ・クルーニー監督 Netflix
ジョージ・クルーニーはかなり好きな俳優さんだしWikipedia情報ですが、ミドルネームがティモシーなんて知らなかったし、なんかSF作品みたいだし期待してしまった。
決して悪くはない。悪くはないが、良くもないと感じてしまいました。ネタバレ無しの感想です。
2049年2月、北極圏バーボー天文台。1人の男(ジョージ・クルーニー)が研究室の中でゴハンを食べています。施設内に他の人間はいない状態で・・・というのが冒頭です。
今年は良質な映画、『燃ゆる女の肖像』とか『はちどり』とか『パラサイト』を見てしまうと、BGMはあった方が良いのか、無い方が良いのか良く分からなくなってしまいます。が、今作は明らかにやり過ぎだし、とってつけた感が強すぎると感じました。
もちろん、斬新でフレッシュな場面もあったけど、世界の説明はもう少しあった方が良かったし、あの2人の顛末も入れて欲しかったです。
音楽や音響って大切だな、と思います、改めて。
また、過去の場面の挿入もあまり上手いと感じませんでした、もう少し似ている人とかある種の説明が無いと難しいと感じましたし。ここが丁寧じゃないと、最後のクライマックスのカタルシスが薄れてしまうと思うんですけれど。まぁ、そのクライマックスも、ジョージ・クルーニーに感情移入していれば、の話しな気がします。
ただ、宇宙空間の描写は結構新しい絵がありました、とは言え2049年あと20年でここまで技術が進むのか?凄く疑問ですし、ちょっと科学的考証が杜撰な気がします。あくまで個人的見解ですけれど。
SF作品や近未来モノが好きな方に、ややオススメ致します。
アテンション・プリーズ!
ネタバレありの感想です、結構好きな場面もありますが、気になる部分への言及が多いので、本作が好きな人は読まなくてもいい文章だと思います。
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何故こんなに早く環境汚染が進んだのか?マスクをしたりしなかったりの感覚が分からないのがどうしても気になってしまいます。割合最初の場面で『輸血をしなければ7日も持たない』とされているのに、子供はノー輸血なんですよね。
もっと細かく設定や作り込みが出来たと思うんだけれど、練れてない感じがするんです。
ただ、宇宙空間、無重力下の出血シーンは観た事が無いので良かったですし、ちゃんと『ゼロ・グラビティ』(の感想は こちら )とも引けを取らない感じになっていたと思います。
女の子ももう少し絡みが欲しいし、その先も何か用事がないと厳しいと思います。何しろ地球上にはジョージ・クルーニーと女の子しか居ないわけですし。
また、地球に降りる選択をする2人のその後もちょっとは描いて欲しいです。
結局木星の衛星に帰る2人も子供生まれてもその後が無いから絶滅だと思うから、もっとショッキングな展開にしても良かったと思う。 1番気に触るのが、木星の衛星があんな環境良くない、と言う事です。宇宙服を脱いで呼吸してましたよ、この人たち・・・いくら何でもな世界観。多分行き帰りの時間を考えて木星にしたんだと思うんですけれど、ちょっと杜撰。
もっと上手く出来たんじゃないか?と思う残念な感じしになりました。
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