井の頭歯科

久しぶりに「ゴーストバスターズ」を観ました

2022年2月12日 (土) 09:14

アイヴァン・ライトマン監督     コロンビア・ピクチャーズ

日本公開は1984年で、私は中学2年生でしたが、友人たちと渋谷で観ましたし、本当に面白かったのでそのまま2回観ました。当時は映画館は渋谷でも完全入れ替えでは無かったです。

あれから38年、まさかまた新たな続編が作られるとは思ってなかったので、久しぶりに復習しようと思ったので、見てみました。

N Yの大学で心理学を教えているピーター・ヴェンクマン博士(ビル・マーレイ)はESPカードで実験をしているのですが・・・というのが冒頭です。

まず、やっぱり、この企画の最初期の段階では、ビル・マーレイではなく、ジョン・べルーシだったと思います。脚本にダン・エイクロイドが入っていますし、なんと言ってもブルース・ブラザーズの成功の後でしたから。しかしオーバードーズで1982年3月5日に急逝してしまいます・・・もし、もし、ビル・マーレイでなく、ジョン・べルーシだったら、想像してしまいます。もちろん、今となっては、ビル・マーレイの当たり役ですよね、私ももちろん大好きな俳優さんですし、とにかく中学生だった私には非常に映画の面白さに気付かされた作品でした。

今見返すと、本当に展開が早いですし、オカルトがかなり緩く認められていた牧歌的な時代であったし、だからこそのオプティミズムを感じます。今だとここまでオカルトを笑って受け入れる素地は無くなってしまったと思いますし、それを個人的には進歩だと認めることも出来るのですが、一抹の寂しさもあります。

シガニー・ウィーバーもダン・エイクロイドも頑張ってますし、当たり役ですが、なんと言っても主役はビル・マーレイ。80年台のコメディ映画の印象が強いですけれど、最近はヴェス・アンダーソン監督作品によく出ている印象がありますし、なんと言ってもソフィア・コッポラ監督スカーレット・ヨハンソン主演の「Lost in Translationの印象が強いです。私も1回で良いから、パークハイアット東京のニューヨーク・グリルで優雅に過ごしてみたいです。


ただ単純に、笑って楽しめる映画として長く記憶に残っていましたが、約40年ぶりに見返すと、結構脚本がしっかりしているな、とか、4人目のゴーストバスターズを仲間に入れる展開は素晴らしいな、とかやはり個人的に近しく感じるのは、この映画の中に出てくるキャラクターだと私はイゴン・スペングラー(ハロルド・ライミス)だな、と思いました。

逆に、昔は結構可哀想だな、自虐が面白いなと感じていた鍵の神となるリック・モラニスですが、恐らく当時はこのキャラクターを、全然自分が受け入れられていない事を自覚できていないキャラクターで、その猪突猛進ぶりを笑っていたと思います。実際に私も笑っていました。しかし、今となっては笑えない、全然笑えない感覚はあります。身の程を知ろうよ、とか、自己を客観視してみようよ、とか感じてしまいます。そういう意味でも牧歌的だったんだな、と思いました。これってストーカーになり易い感覚が芽生えたのではないか?と思うのです。

いろいろなギミック、小道具が本当にイカしています。私もすごく欲しかったですプロトン・パック!当時の感覚ですけれど。それが今ですと、Netflixのドラマ「stranger things」というシリーズの中にちゃんと文化として継承されていて、そういう意味でも本当に当時はすごく流行したことを思い出しました。

ハロルド。ライミスが、もし急逝しなかったら、もしかしたらゴーストバスターズ3だってあったかも知れません。でも、もし、その時3をやっていたら、多分壮大に失敗していたと思います。それは2でも既にその兆しが十分に感じられましたし、時代が変化してしまった、ゴーストも信じられなければ、単純に牧歌的でいられなくなった日常のせいでもあります。

テーマソングも、この後盗作疑惑もあったりしましたが、とにかくめちゃくちゃ流行りましたし、それも良い思い出と言えます。

などと、様々な昔を思い出したり、今との違いを感じました。

1980年代が懐かしく感じられる方に、オススメ致します。

2やリブート作品も見ていますけれど、それよりも、今劇場でかかっている「ゴーストバスターズ/アフターライフ」を何も調べずに行こうと思います!

COMING SOON!

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