竹林亮監督 PARCO シネマカリテ
今年の劇場1作目は昨年評判が良かったこの作品でした。
とある修羅場を迎えている広告代理店が朝を迎え、それぞれが眠りから目を醒ますと、1羽の白い鳩が窓にぶつかり…というのが、冒頭です。
なんの映画なのか分かりにくいとは思いますけれど、いわゆるタイムループものです。というか、タイトルに書いてあります。
会社組織で見られる、ポストが上の人にはすぐ下の立場の人から伝えて初めて上司が理解する事が出来る、というシステムが、まさにthat’s ニッポン な感じで面白いです。あまりに荒唐無稽な話しを飲み込ませる苦労って、現場を経験していたら、なかなか信じて貰えない事もありますよね、ここまでじゃなくとも。プロジェクトを立ち上げる場合なら必ずと言って良いほど、現場と責任者の意見に溝が生まれると思いますが、そんな感じです。
で、最初に気づく2人の演技の説得力が素晴らしかった。まず、この2人は非常に好感持ちました。
また主演の円井さんも素晴らしかったです、見た事ない方ばかりでしたが、みんな良かった!
そしてマキタ・スポーツさんの出演があったからこそ、映画館に足を運んだわけですけれど、個人的には、許可局員だからこそ、もう少しマキタ・スポーツさんに寄せたラストでも面白かったんじゃないかな?とは思いました。
見せ方や演出、導入のコンパクトかつ飲み込み易さ、良かったです。
組織に属した事のある方、日本で生活した事のある方にオススメ致します。
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