マーク・マヌッチ監督 Netflix
南アフリカのライジングスター洞窟で発掘されているホモ・ナレディという新たなヒト族に分類されうる発見を描いたドキュメンタリーです。
私が知っていたアウストラロピテクス、ホモ・ハビリスとか、そういう流れの中の絶滅種の一種と考えられるという事です。かなり小型ですし、脳の容量も少ないのですが、埋葬されていた可能性がある、というのが衝撃的です。
というのも、このライジングスター洞窟というのが非常に変わった形をしていて、まず普通の洞窟のように見えるのですが、完全に腹ばいにならないと進めない部分があり、その先にある程度の空間があります。ここまでは理解できるのですが、その先は完全に直角に真下に向けて12mほど垂直に降りなければならない部分があり、物凄く狭いです、ちょっと太った人だと入れないくらいの空間。個々を降りたあとで、また小さな空間があり、ここでかなりの骨が見つかっています。
なんでわざわざこんなところに、という感じなのです。それを発見した考古学者が、埋葬と呼んでいます・・・
なかなか衝撃的で、この映画のラストには、さらに驚愕の事実があるのですが、これはある種年代調査をしないと、何とも言えない気がします。でも、もし、ホモ・ナレディとされた個体が行った可能性が高いとするなら、確かに人類史が書き換えられてもオカシクナイです。
道具を使うのはかなり進化した個体ですけれど、その点についてもかなり調べていて面白い、というか興味深いです。
ただ、ちょっと考古学者たちが興奮し過ぎている感じもしていて、もう少し検証してからの方が・・・とは思いました。
人類史に興味がある方に、オススメ致します。
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