ダーレン・アロノフスキー監督 20世紀フォックス
ニューヨークのとあるバレエカンパニーに所属するニナ(ナタリー・ポートマン)はソリスト。プリマと呼ばれる主役はベス(ウィノナ・ライダー)はそろそろ引退するのではないか?と囁かれています。そんなカンパニーの次回公演が「白鳥の湖」に決まり、そしてそのキャスティングには振付士で演出家のトマス(ヴァンサン・カッセル)に決定権があるのですが・・・というのが冒頭です。
ナタリー・ポートマン、頑張ってます、身体張ってます!当たり役だとも思います。二ナがどんどんと追い込まれていく様がなかなか上手く切迫感あります。精神的なプレッシャーを感じて不安定になっていく様はリアリティありましたが、エスカレートしていくことでの顔つきにイタさを感じました。それでも、1年かけて身体を作っていくのはさすがプロのアクターです。
鏡を使った不安定さの見せ方も、バレエならではの鏡の多さも、リアリティがあって良かったです。ただ、バレエのことを扱ったというよりは表面上のバレエを題材として扱った、という印象は否めません。
ホラー作品としてなかなかに怖い映画でした。特に私は皮膚疾患でアレルギー性のアトピー持ちなのですが、知らず知らずのうちに身体を掻く、という恐怖はリアリティあって怖かったです。
でも、ストーリィがちょっとステレオタイプ過ぎるんじゃないか?とは思いますし、アレ関係は安直だと思います。ラストも・・・それでもホラー作品としては面白いと思います。
ホラー作品に興味がある方に、ナタリー・ポートマンが好きな方にオススメ致します!
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